教育

2019年10月16日 (水)

音読のすすめ

岩手県の公立高校入試では、発音・アクセントの問題は出題されません。そのため、発音・アクセントを軽視する生徒が多いように感じます。

気持ちはわからなくもありませんが、あまり良い傾向とは言えません。発音・アクセント問題が出なくても、家庭学習の中に音読を組み込んでほしいと思います。

普段から新しい単語が出てきたときに声に出して読む癖がついていれば、記憶にも残りやすいですし、テスト前の負担も軽減されることでしょう。何より正しく読めなければ正しく聞き取ることはできません。リスニングは公立入試にも出題されるわけですから、ぜひ音読を実行してください。読めるスピードが聞けるスピードです。教科書本文をスラスラ読めるようになるまで繰り返すとよいでしょう。

このように、音読は発音・アクセントだけでなくリスニング、最終的には読解にも効果を発揮します。地味ですが、今まであまりやっていなかったという人は実践してみてください。

 

2019年10月10日 (木)

塾の併用はあまりおすすめできません

正直申し上げて、塾の併用はあまりおすすめできません。一本化すべきです。

学習というのは「インプット→定着→アウトプット」という三つの段階を経て成立します。この三つの段階をきちんと踏まなければ、学力が高まることはありません。

塾が主に担っているのは、上記のうち「インプットの段階」の部分です(「定着」は家庭学習、「アウトプット」はテスト)。たとえば、普段通っている塾での解説が理解できないからといって、それを補うために別の塾に通ったりすると、「インプットの段階」にばかり時間をかけることになります。当然、「定着」のための家庭学習の時間が削られることになってしまい、結果として、成績はなかなか上がりません。

成績向上のためには、「インプットの段階」は一本化し、その分、「定着」に時間をかけた方がよいといえるでしょう。

 

 

2019年10月 6日 (日)

知識があって損ということはありません

受験勉強では覚えなければいけないことがたくさんあります。特に大学受験は大変です。しかし、そこは乗り越えなければならない壁です。

テストでは知識問題も出題されますし、そういう問題は知らなければ点が取れません。数学にしたって様々な解法を知っていることがベースになってきます。

最近では覚えることを軽視する意見も散見されますが、インターネットで調べる場合でも、知識があった方がより精度の高い情報にアクセスできます。加えて、思考力のベースは何といっても知識です。知識がなければ考えようがありません。

学校生活のみならず、社会に出ても「知っている」ということはいろんな場面でその人本人を助けてくれます。資格を持っていたり、他の人が知らないことを知っているというのは信頼も築きやすい。知識があって損ということはありません。

 

 

 

 

2019年10月 3日 (木)

自動詞と他動詞②

「~を(に)」にあたる語を目的語といい、目的語をとる動詞を他動詞という、と教わってしまうと、目的語=「~を(に)」がつくもの、という先入観を捨て切れなくなります。

英語の自動詞・他動詞を区別するのに、日本語で「~を(に)」がつくかどうかはあまり関係ありません。それよりも、目的語(名詞)をダイレクトにつけられるのが他動詞、後ろに名詞を続けたいときは前置詞をつなぎ役に使わなくてはならないのが自動詞、と押さえておくべきです。そうでないと、以下のような問題にひっかかってしまいます。

When did you (        ) that university?

①graduate            ②graduate at   
③graduate from     
④graduate of    (神奈川大)

graduate は自動詞。日本語だと「~を卒業する」なので、前置詞の from を忘れがち。

自動詞は訳語だけでなく、結びつく前置詞ごと覚えておかなければなりません。そういう意味では厄介なのですが、試験に出やすい動詞はある程度決まっているので、ちゃんとインプットしたうえで過去問で練習を積んでおくとよいでしょう。

解答 ③

2019年10月 2日 (水)

自動詞と他動詞①

「~を(に)」にあたる語を目的語といい、目的語をとる動詞を他動詞という、と教わってしまうと、目的語=「~を(に)」がつくもの、という先入観を捨て切れなくなります。

英語の自動詞・他動詞を区別するのに、日本語で「~を(に)」がつくかどうかはあまり関係ありません。それよりも、目的語(名詞)をダイレクトにつけられるのが他動詞、後ろに名詞を続けたいときは前置詞をつなぎ役に使わなくてはならないのが自動詞、と押さえておくべきです。そうでないと、以下のような問題にひっかかってしまいます。

Do you think he (        ) his father?

resemmbles      ②resembles after   
resemblles 
to    ④resembles with    (同志社大)

resemble は他動詞。したがって、resemble toresemble with という形にはなりません。

解答 ①

 

2019年9月30日 (月)

私大専願の受験生へ

私立大学専願の人、特に都市部の大学を第1志望にしている人は注意が必要です。2016年から始まった「私立大学の定員厳格化」の影響が大きいからです。

今年の入試は前年度に比べ、2000名以上合格者数を減らした大学は、東洋大学、日本大学、法政大学、南山大学、京都産業大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学の8大学。これ以外にも1000名以上合格者数を減らした大学が10校近くあります。

収容定員が8000人以上の大規模大学では、これまでは定員をオーバーしてもよい割合は1.2倍でした(定員100名の場合、120名まで入学させても良い)。これをオーバーすると、大学は国からの助成金がカットされるため、各私立大学は戦々恐々としているわけです。

この割合が、1.17倍(16年度)、1.14倍(17年度)、1.1倍(18年度)と徐々に厳格化され、多くの私立大学が合格者数を減らさなければいけなくなりました(収容定員が4000人以上、8000人未満の中規模大学では1.2倍)。

高校生の皆さん、浪人するつもりがないなら、合格ラインを高く見積もって勉強するとともに、志望校選びを慎重に行いましょう。第一志望は多少高望みでもよいかもしれませんが、第2志望以下は合格可能性が80%以上ある大学と、念のためほぼ100%に近い大学も受けておく。このくらいの慎重さがいると思います。

 

 

2019年9月23日 (月)

親御さんにしていただきたい声がけ②

授業だけでは成績を上げることは難しい。復習を行うことでどれだけ定着させられるかがポイントです。つまり、最終的には自習が勝負を決めるのですが、家庭学習がちゃんとできていない子もいます。

そこで、お子さんに「勉強しなさい!」と言う代わりに、「塾に自習に行ったらどう?」と提案してみてはどうでしょうか。家でなかなか勉強しない子を勉強させようと思ったら、塾に送り出してしまうというのも一つの手です。というか、おそらくそれが最適解でしょう。

静かで娯楽もない塾内であれば、集中して勉強するしかありません。宿題をやるのもいいですし、やることがわからなければ、何をやるのがよいか、先生に聞けばよいのです。お子さんにふさわしいプリントなどを用意してくれるはずですよ。

塾での自習のメリットは、勉強していてわからないところが出たらすぐに質問できるということです。頼られて嫌な気がする先生はいませんから、遠慮なく質問しましょう。塾で自習するのが習慣になると、最初は自分からなかなか質問できない子どもでも、やがて積極的に質問できるようになっていきます。

 

2019年9月22日 (日)

親御さんにしていただきたい声がけ①

学習した内容を覚える最も良い方法は誰かに教えることです。教えるには、その内容を頭の中で整理したり、話す順番を工夫する必要があります。そういうことを繰り返していくと、その内容が印象的なものとして教えている本人の記憶に残るのです。

「先生はよく覚えていられますね」と生徒に言われることがたまにありますが、教えているから覚えていられるという面が少なからずあるのです。

ですから、学校や塾で習ってきた内容を子どもにしっかり定着させたければ、一言こう言えばいいのです。

「今日はどんなことを習ってきたの?」

子どもは自分の知っていることなら、喜んで親御さんに話すことでしょう。お忙しいかとは思いますが、ぜひ面倒がらずに聞いてあげてください。要所要所でリアクションしてあげるとなおよしです。それを続けるだけで学習効果はかなり違ってくることでしょう。

2019年9月18日 (水)

定期テストの範囲表は単なる範囲表ではない

一関市内では、中学校のテストが近づいてきています。

定期テストの範囲表はテスト勉強の参考になります。教科書の範囲のページや提出課題はもちろんですが、学習のポイントとしてどういったところを押さえおいたらよいのか書いてある場合が多いからです。あるいは、授業の中でどこから出すと明言している先生もいるかもしれません。

学校の先生たちからの「ここから試験に出すぞ!」というメッセージをしっかり受け取めましょう。そして、そこから優先的に勉強するのです。一通りやるのは当然ですが、出るとわかっているところは暗記するくらいやり込みましょう。成績が下位の人たちは徹底度合いが甘いのだと思います。時間の許す限り、しつこく繰り返しましょう。

定期テストの勉強を頑張ることは入試対策にもつながります。やれることはすべてやって、ぜひ自己ベストを更新してください。結果を残せれば自信が持てますし、やる気もアップします。

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2019年9月17日 (火)

「できる」だけで満足しないようにしよう

数学に特に言えることですが、「わかる」と「できる」は違います。

理解できたからそれで「よし」としてはなりません。必ず問題演習を積んで実際に自力で解けるところまでもっていきましょう。

では、実際に問題演習をして教科書の例題や類題レベルの問題を時間をかけ、なんとか自力で7割くらいは解けるようになったとしましょう。大きな進歩ではありますが、このレベルまでの学習で終わりにしてしまうとまだ不安は残ります。

一口に「できる」と言っても、そこには「どの程度できるのか」というレベル差があります。そのレベルが甘ければ、テストでも高得点は望めません。ですから、テストで80点とか90点以上を取ろうと思うのなら、そこからさらに踏み込んで、例題や類題レベルの問題は見た瞬間に解法が浮かび、素早く正確に解けるようにしておく必要があります。

入試で基礎・標準問題が多く出題される公立高校を目指すのであれば、全分野についてこのレベルまで高めるのが理想です。「できる」段階で満足せず、「スラスラできる」という段階まで行くことを目標に学習をしていきましょう。

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