文化・芸術

2018年9月 6日 (木)

イワイリュウ

これ、イワイリュウでできている。わかるかな~?

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2018年6月22日 (金)

東日本大震災復興祈念特別展「東大寺と東北」

先日、宮城県多賀城市にある東北歴史博物館の東日本大震災復興祈念特別展「東大寺と東北」を見に行ってきました。

東大寺も復興の歴史を有していますし、大仏には陸奥国から産した金が使われましたから、東大寺と東北は無関係ではありません。

東北で東大寺の寺宝が一堂に会するのは初めてのことだそうで、かなり見応えがありました。

文献を読むだけでなく、現地に行ったり現物を実際に見ることも、歴史を理解する上でとても大切なことだと思います。

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2018年4月21日 (土)

名人らしい名人

将棋の「第76期名人戦7番勝負」(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の第2局が19、20の両日、石川県小松市の「辻のや花乃庄」で行われ、先手の佐藤天彦名人(30)が103手で挑戦者の羽生善治竜王(47)を破りました。これで対戦成績は1勝1敗。

『徒然草』の百十段に、双六の名人に勝つ手立てを聞いたところ、「勝とうと思って打ってはいけない。負けまいと打つべきだ。どの手が早く負けてしまうかと考えて、そういう手を使わずに、一目でも遅く負ける手を選ぶべきである」と言われたという話があります。

佐藤天彦名人は、どちらかと言えば「受けの将棋」で、「負けない将棋」を指す棋士という印象があります。そういう意味では、名人らしい名人だと言えるのではないでしょうか。今後も名人戦の行方から目が離せませんね。

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2018年4月18日 (水)

抜きんでる人というのは

将棋のイベントで、ある小学生が棋士に質問しました。

「どうやったら強くなりますか?」

「毎日詰め将棋を3問でいいから解いてごらん。できる?」

「できます」

幼少時に高橋和から受けたこのアドバイスを、プロとなった現在でも実践している棋士がいます。里見香奈女流五冠です。それも毎日10問。

言われたことすらやらないのは論外。言われた通りのことをやるのは普通です。抜きんでる人というのは言われた以上のことをやるもの。これは何も将棋に限ったことではないでしょう。

2018年1月15日 (月)

現代のなまはげ

昨今、コンプライアンス(法令順守)が何よりも重視される時代となりました。

なまはげも例外ではありません。近頃のなまはげは、事前に「お宅のお子さんを驚かしてよろしいでしょうか?」と玄関先で交渉するらしいのです。しらけちゃいますね。

テレビ番組もそうですが、コンプライアンスを重視しすぎることで、世の中がどんどんつまらないものになっていくと感じるのは私だけでしょうか。

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2017年12月10日 (日)

多義性、多様性を許す感性

今年のノーベル文学賞を受賞する日系イギリス人作家カズオ・イシグロさんがスウェーデン・アカデミーで記念講演。世界の分断が深まる中、文学の役割を語りました。

まだ文学が重要だと信じている。不確実な未来に重要な役割を担うためには、私たちはより多様にならねばならない。

私は文系と理系を分けて考えるのはあまり好きではありません。ですが、昨今の「文系軽視」の流れを前提として、あえて申し述べます。

「複雑なものをすっきりさせたい」というのが理系的な感性だとするなら、すっきりさせるよりもむしろ「具体的な複雑さを残したい」というのが文系的な感性だと思います。文学が典型的なのですが、「人間とはこういう性質の生き物である。だから、必ずこのように行動するものだ」といった類の、まるで数式のような割り切った小説は、はっきり言って、おもしろくもなんともありません。名作というのは、多義的で、多様な解釈を許すものです。

グローバル化というと聞こえはよいかもしれませんが、グローバル化とは、要するに、アメリカ化のことです。世界の断絶が深まっている今こそ、多義性、多様性を許す感性が必要なのではないでしょうか。

2017年12月 6日 (水)

永世七冠

羽生善治(47)が12月4日・5日(月・火)で行われた第30期竜王戦第5局で、渡辺明竜王に勝利し、4勝1敗で竜王位を奪回いたしました。

羽生さんは今回の竜王位獲得で通算7期の獲得となり、「永世竜王」の資格を得ました。また、永世竜王を獲得したことにより、史上初の「永世七冠」の資格を得るという快挙を成し遂げました。

「永世七冠」の達成は1996年の七冠独占よりもすごいことなのではないかと、個人的には思います。これだけ長期間トップレベルの実力を維持し続けるのは並大抵のことではありませんから。

才能とは一瞬の煌めきではない。継続できる情熱。それこそが才能そのものである。

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2017年11月30日 (木)

『君たちはどう生きるか』

1937年に出版された小説『君たちはどう生きるか』が、2017年8月に漫画化され、不況に喘ぐ出版界で約3カ月で70万部の大ヒットとなっています。

原作の著者は吉野源三郎。主人公の男子中学生“コペル君”と叔父さんのやりとりを通し、「人はいかに生きるべきか」を説いた物語で、宮崎駿さんや池上彰さんの愛読書でもあるという名著です。

私もかつて岩波文庫で読みました。戦前に書かれた本ではありますが、現代の人々にもこれだけ受け入れられていることを嬉しく思います。漫画から入って、原作も読む人が増えてくれればなお素晴らしいことですね。

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2017年11月 9日 (木)

ロッテ

Mig_2ロッテは日本最大のお菓子メーカーで、千葉ロッテマリーンズの運営でも有名です。

ロッテの社名の由来はドイツの文豪ゲーテの作品『若きウェルテルの悩み』から。 青年ウェルテルが恋をする女性の名前がシャルロッテであり、そこからロッテを社名にしたとのこと。 「多くの人に愛される会社、親しまれる製品作り」という願いが込められています。

ゲーテは女性から多くを学んだ文学者でした。小林秀雄の以下の言葉を思い出します。

女は俺の成熟する場所だった書物に傍點をほどこしてはこの世を理解して行かうとした俺の小癪な夢を一挙に破ってくれた。

2017年11月 3日 (金)

平安時代の女性と文学

平安時代の優れた文学作品には、紫式部の『源氏物語』や清少納言の『枕草子』など、女性の作者のものが多い。平安時代になぜ優れた女流文学が生まれたのでしょうか。

貴族社会では和歌や音楽などの教養が重視されました。それらは貴族のたしなみであると同時に、摂関家や上流貴族が娘を天皇の后にする際の武器となったからです。一方、中・下級貴族も、娘を上流貴族の侍女に選んでもらおうと一層教育に力を入れました。

加えて、当時の貴族社会は一夫多妻制。女性のドロドロとした感情が育ちやすかった。この時代に生まれた仮名文字は、自己の心情を自由に表現するのに適していました。漢文では、細かい心の動きまでは表現することが難しいですし、何より漢文は男が書くものとされていました。

教育により女性が社会を見る鋭い感覚を養っていたことと書くべき内容を持っていたこと。また、表現手段として最良の仮名文字というツールを得たこと。このような要因が重なって、平安時代の女性たちは優れた文学作品を生み出していったのでしょう。これは我が国の文化にとって幸運なことだったと言わざるを得ません。

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