アニメ・コミック

2019年6月24日 (月)

不条理ギャグの第一人者

岩手県出身の漫画家の一人に吉田戦車さんがいます。

近年はエッセイマンガにも領域を広げていますが、吉田さんといえば不条理ギャグというジャンルを確立した第一人者であり、他の漫画家とともに1990年代前半の不条理ギャグブームを支えました。

異質なもの同士が出会うことによる違和感や、 人間以外の動植物が意志や言葉を持つ童話的世界、子どもが突然意味不明な発言をするような脈絡のないナンセンスな展開などが作品に共通する特徴だといえるでしょう。

このような分析よりも、一番は作品を読んでみることです。おもしろいと思える人と思えない人にはっきり分かれる作風ですが、私はとても好きでした。90年代初頭に初期作品を読んだとき、これまでの漫画にない新しさを感じたものです。不条理ギャグには、常識的なものの見方にゆさぶりをかけられる快感があったんだと思います。

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2019年6月21日 (金)

キン肉マン40周年

今年は『キン肉マン』の連載開始から40年目。40周年を記念して、学研とのコラボで超人の図鑑が発売されたり、『少年ジャンプ』で読み切り作品が掲載されたりと、色々な企画が進行しています。

『キン肉マン』はゆでたまごのデビュー作であり、代表作。集英社の漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』において、1979年22号(1979年5月28日号)から1987年21号(1987年5月4日号)まで連載。日本に住む人間を超越した存在・超人のキン肉マンことキン肉スグルが、仲間の正義超人と共に、次々に立ちはだかる強敵とリング上で戦っていく、プロレス系格闘漫画です。

2011年11月28日より集英社『週プレNEWS』で24年ぶりとなる続編シリーズをWebコミック配信で開始。今も連載は続いており、根強い人気を誇っています。

「友情」「努力」「勝利」をストレートに表現したことと、伏線や物語の整合性などを考えず、その場の盛り上がりを重視した荒唐無稽な展開の数々が『キン肉マン』の魅力です。これからもできる限り長く連載を続けてほしいですね。

 

2019年6月17日 (月)

「漁夫の利」の解釈

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風刺画は教科書などによく掲載されていますが、それが史実に即したものなのかどうかは検討が必要です。というのは、いかにも世相をよく表したように見えて、実際は、作者一個人の感想を描いたに過ぎず、時に一人よがりであることも少なくないからです。

たとえば、有名なビゴーの「漁夫の利」(本当のタイトルは「魚釣りの会」)は、「日本と中国(清)がともに朝鮮を狙っていて、両国が争って互いに疲弊するのを、南下政策を進めたいロシアが待っている」という風に解釈されます。

しかし、この風刺画が掲載された1887年は、福沢諭吉が『時事新報』において、支那・朝鮮を名指しして、「亜細亜東方の悪友を謝絶するものなり」と、いわゆる「脱亜論」を宣言した頃であり、また、日本政府も、甲申事変や壬午事変をきっかけとして、朝鮮に積極的に関与するのを放棄していた時期に当たります。

したがって、日清戦争に関連して扱われることの多い「漁夫の利」ですが、残念ながら史実に即しているとはいえません。あくまでビゴーの目には当時の国際情勢はこう見えていたという解釈にとどめておくべきでしょう。
 

2019年5月 1日 (水)

キングダム

映画化されヒットしたこともあり、『キングダム』は広く知られた歴史漫画の1つになった感があります。

ストーリーは、下僕の身でありながら天下の大将軍を目指す「信」と、中華統一を目指す秦の大王「政」(後の始皇帝)という2人の少年の物語。

信が大将軍になるために一から戦場で実績を積んでいく姿は、巻を追うごとにその成長が目の当たりにできます。戦場で戦う男たちの熱い生き様に全身に鳥肌が立つのはもちろん、とにかく敵も味方もどのキャラも個性的で読んでいてワクワクします。

絵が独特ではありますが、一度読んだらハマる人が多いだろうと思います。世界史好きなら読んで損はない漫画ですし、この漫画をきっかけに東洋史を専攻した人もいるのではないでしょうか。

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2019年3月16日 (土)

チダイラ線ってどこを走る電車?

ドラえもん好きな人なら知っていると思いますが、のび太君は「チダイラ線ってどこを走る電車?」(地平線のこと)と言ってママに呆れられてしまいます。

もちろんマンガの中のギャグなのですが、ここまでではないにしろ、これに近い発言をする人たちが少なからずいるというのを知っておくことは、カルチャーショックを受けないためにも、無駄な衝突を避けるためにも、有効なことだと思います。それに、もしかしたら自分では思ってもみなかった新たな発想が得られるかもしれませんしね。

2018年10月 4日 (木)

勇気100%

今のはどうか知りませんが、昔のアニメはいい歌詞の歌が多かったような気がします。

大学受験前に、ある予備校の先生が『アンパンマンたいそう』を歌ってくれました。単純かもしれませんが、それでだいぶ気が楽になったことを覚えています。

この曲も若者の応援ソングになっています。歌詞が特に素晴らしいですね。

 

2018年9月13日 (木)

009の進化した姿が仮面ライダー

『仮面ライダー』は、作者の石ノ森章太郎によれば、自然を破壊する文明(ショッカー)と自然(ライダー)の戦いを描いた作品なのだそうです。ライダーがバッタをモデルにしているのはそのためだと。

改造人間としての苦悩、力を授けた組織を裏切り、同族と戦わなければならない苦悩。決してただ悪を叩きのめすだけの単純なヒーローではない。

009の進化した姿が仮面ライダーだったように思います。

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2018年8月28日 (火)

さくらももこさん逝く

アニメ化され、国民的な人気を誇った『ちびまる子ちゃん』で知られる漫画家のさくらももこさん(本名は非公表)が15日、乳がんのため死去していたことがわかりました。

アニメの放送は続けられるとのことですが、53歳というのは若すぎます。ご冥福を心よりお祈りします。

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2018年8月 1日 (水)

永遠の男の憧れ

なぁに、壁なんてのは、越えるためにあるのさ。 

裏切りは女のアクセサリーのようなもの。いちいち気にしてちゃ、女を愛せるわけがないぜ。 

怖いのは死ぬことじゃない。退屈なことだ。

これらはルパン三世の名言です。ルパンは永遠の男の憧れですね。

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2018年7月30日 (月)

岩手銀行赤レンガ館で「ゴルゴ13」展

岩手銀行赤レンガ館(盛岡市中ノ橋通1)で7月21日から、連載50周年記念特別展「さいとう・たかを ゴルゴ13」盛岡展が始まっています。

1968(昭和43)年11月に小学館『ビッグコミック』で連載を開始した『ゴルゴ13』は孤高の超A級スナイパーの活躍を描く劇画。主人公・ゴルゴ13は、本名・国籍・生年月日が不明でありながら、その姿勢や信条などが多くのファンから愛されています。

作者のさいとう・たかをさん(81)は、妻が盛岡市出身。花巻市にも別宅を構えるなど、岩手県と深いつながりがあります。

同展は連載50周年を記念して開催。昨年10月に大阪でスタートし、7月に盛岡へ巡回。9月には神奈川県川崎市での開催を控えています。

 

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