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2020年7月24日 (金)

本当の答えは筆者本人にきかないとわからない??

国語や英語のような語学系の科目について、「本当の答えは筆者本人にきかないとわからないじゃないか」という批判がなされることがしばしばあります。

たしかに国語や英語の成績が芳しくなければそう言いたくなる気持ちはわからないでもありません。しかし、書かれた文章というものは活字となって世に出た瞬間に筆者の手から離れます。たとえ筆者本人がそう思っていなかったとしても、そう書いてあるのであればそう受け取るしかないのです。読解問題で問われているのは「本文にどう書かれているか」がすべてであって、あなたが「どう思ったか」ではない。そこのところを勘違いしていると、どれだけ問題演習をしても合ったり間違ったりを繰り返し、高いレベルで正答率が安定することはありません。

本文に書かれてある明確な手がかりを見落とさないようにしましょう。手がかりを見つけるためには、語彙力を高めていくことと論理に習熟するための不断の努力が欠かせません。そこをすっ飛ばして、「点数だけ上げたい」と言ってもそれは無理な相談です。

もちろん趣味としての読書であれば、どう読むかは本人の自由です。「テクスト理論」というほど高尚なものではないかもしれませんが、「積極的な誤読」を楽しむのも結構でしょう。しかし、同じ態度を国語や英語に持ち込んではいけない。もし読書と読解問題を解くことをごっちゃにしているのだとすれば、その根本的な誤りを早めに修正しておくことをすすめます。

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