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2020年5月16日 (土)

けりをつける

「終わりにする」といった意味で用いられる「けりをつける」という慣用句がありますよね。

意外に思うかもしれませんが、「けりをつける」の「けり」は「蹴り」ではありません。古文の助動詞「けり」からきています。

今は昔、竹取の翁といふ者ありけり(竹取物語)

田子の浦ゆ打ち出でて見れば真白にぞ不尽の高嶺に雪は降りける(万葉集、山部赤人)

このように、「〜だった」という「過去」や「〜だなあ」という「詠嘆」の意味を表す助動詞の「けり」は、古文の文章や和歌で文末につくことが多い。そこから「終わりを迎える」という意味の「けりをつける」という言葉ができたのです。

「けりをつける」の由来は「蹴りを入れてケンカを終わらせる」的な物騒なものではなく、古文の助動詞にあったわけですね。ちょっとした雑学ではありますが、古文を勉強している人は関連して覚えておくとよいでしょう。

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