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2018年10月30日 (火)

暗記を真面目に考える

「1日1個単語を覚えていけば、1年で365個覚えられる」と言う人がいますが、これは間違っています。なぜなら忘れることを計算に入れていないからです。1年後に365個覚えているためには、反復することが欠かせません。完全に忘れてしまわないうちに何度か繰り返すのです。かの有名なエビングハウスの実験によると、平均4・5回繰り返すと定着するそう。これを目安に、最低4・5回は繰り返したいところです。その際、「覚える対象を目で見て、紙に書きながら、声に出す。そして、その音声を耳で聞く」といったように、五感をフルに使うと、一層定着率が上がります。

覚えるといっても、単なる丸暗記は避けたいものです。理解していないものを覚えることほど苦痛なことはありません。逆にいえば、きちんと理解さえできたならば、覚えることはそれほど大変ではなく、仮に忘れたとしても、思い出すことも比較的容易にできるということです。いきなり丸暗記に走るのではなく、意味や理由、背景を理解するように努めましょう。

「理解して覚える」といっても、人名や年号など、覚えるしかないものもあります。これらについてはひたすら繰り返すか、ゴロ合わせを利用するとよいでしょう。ゴロ合わせも意外とバカにできません。使えるものは使うことです。

我々の業界にも暗記を否定する人がたまにいますが、私はその意味がわかりません。人気取りの一種であり、不誠実ささえ感じます。「どんな学問も覚えることなしには成り立たない」ということをどうか忘れないでください。

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