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2018年4月30日 (月)

犬を食べるなんてとんでもない!!

暗愚な将軍の代表とみなされがちなのが、江戸幕府五代将軍徳川綱吉です。跡継ぎがないことを憂いた綱吉が、母桂昌院が帰依していた隆光僧正の勧めで発したと信じられてきたからですが、この説は近年後退しつつあります。

綱吉の時代、天下泰平からすでに100年が経とうとしていましたが、いまだに戦国の気風は抜け切れていませんでした。武士は平気で人を切り殺すし、農村では養いきれない子供を捨ててしまう。重病人は追い出される。動物は試し切りの道具。そんな時代でした。

学問好きだった綱吉はこのような状況を憂い、「殺生を慎め」といった訓令的なお触れを出します。しかし、その後も一向に違反者が減らないために、「犬愛護令」「鳥獣保護令」「病人保護令」「捨子捨牛馬禁止令」などといった数々のお触れを出していったのです。「生類憐みの令」とはこれらの総称です。

たしかに行き過ぎた面があったことは否めませんが、綱吉があそこまで徹底したからこそ、戦国時代的な野蛮な風が一掃されたともいえます。

元来、東アジアには犬を食う風習があり、中国・朝鮮には今でもその風が残っています。しかし、「生類憐みの令」以後、東アジアの中で日本人だけが犬を食べなくなりました。「犬を食べるなんてとんでもない!!」という愛犬家の方は特に、綱吉に感謝するべきではないでしょうか。

Tsunyaoshi

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