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2017年11月 3日 (金)

平安時代の女性と文学

平安時代の優れた文学作品には、紫式部の『源氏物語』や清少納言の『枕草子』など、女性の作者のものが多い。平安時代になぜ優れた女流文学が生まれたのでしょうか。

貴族社会では和歌や音楽などの教養が重視されました。それらは貴族のたしなみであると同時に、摂関家や上流貴族が娘を天皇の后にする際の武器となったからです。一方、中・下級貴族も、娘を上流貴族の侍女に選んでもらおうと一層教育に力を入れました。

加えて、当時の貴族社会は一夫多妻制。女性のドロドロとした感情が育ちやすかった。この時代に生まれた仮名文字は、自己の心情を自由に表現するのに適していました。漢文では、細かい心の動きまでは表現することが難しいですし、何より漢文は男が書くものとされていました。

教育により女性が社会を見る鋭い感覚を養っていたことと書くべき内容を持っていたこと。また、表現手段として最良の仮名文字というツールを得たこと。このような要因が重なって、平安時代の女性たちは優れた文学作品を生み出していったのでしょう。これは我が国の文化にとって幸運なことだったと言わざるを得ません。

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