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2017年4月

2017年4月30日 (日)

癒しと強迫観念?

4524785258570_1_2先日、一関にもスターバックスができました。

ところで、スターバックスといえば、例の緑のロゴマークが有名ですよね。緑色は目にも優しい癒しの色。安心して受け入れられやすい。そして、中央にはギリシャ神話の登場人物サイレン。

実はこのサイレン、顔が左右対称ではありません。工業的なデザインのように対称にするのではなく、人間の顔と同じように左右を微妙に変えることで、親しみを感じられるよう、細部に至るまで計算されているのです。また、真偽のほどは定かではありませんが、サイレンから王冠と尻尾を取り除くと、ムンクの『叫び』に類似していると指摘する声もあります。

緑の癒しと強迫観念の極みともいえるムンクの『叫び』。この併存こそが、スターバックスがこれだけ広まった理由なのでしょうか。

いずれにしろ、このマークがグッドデザインなのは間違いないと思います。

2017年4月29日 (土)

私にとっての昭和

1974年生まれの私にとって、「疾風怒濤の時代」、すなわち青年期は、平成とともに始まりました。中2までが昭和。ですから、私の少年時代はもろに昭和と重なります。

世代によって、昭和に抱く思いは様々でしょうが、私にとって昭和は最も気楽な時代に当たっているため、ほとんど良い思い出しかありません。

2017年4月28日 (金)

「還元」について

「還元」は注意が必要な言葉です。

日常生活では、「利益還元」や「ポイント還元」といったように、「元に戻すこと」という意味で使われます。

理科では、「酸素の化合物から酸素を奪うこと」という意味で使われ、「酸化」とセットで扱われます。「酸化」と「還元」は同時に起こるからです。

現代文では、「最も基礎的な部分にまで分解して分析すること」という意味で使われます。対象を最小の構成単位にまでまで分解し、それらの構成要素を調べることで全体を理解しようとする考え方を「要素還元論」といいます。評論読解の助けとなる場合がありますから、ぜひ覚えておきましょう。

2017年4月27日 (木)

一関一高・2017年大学入試合格状況

一関一高の2017年大学入試合格状況についてです。

結果は、京大1名、一橋大1名、北大5名、東北大15名、医学部医学科には9名合格など、素晴らしいものでした。

余談ですが、たまに行くスナックのママのお子さんも一高生で、この春、東京学芸大に現役合格したとのこと。おめでとうございます!

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2017年4月26日 (水)

テスト勉強のやり方

小学校のテストと中学校のテストでは、重要度も難易度も異なります。そこで、これから初めてテストを受ける中1生のために定期テストの勉強のやり方について述べてみたいと思います。

定期テストで高得点を取るにはどうしたらよいでしょうか。

問題を解くためには、

1 問題で要求されている教科の知識

2 問題を解くために必要とされる知識(解き方)

の2つを身に付けなければなりません。

大変なように思うかもしれませんが、定期テストの場合、範囲は狭く限られています。限られた範囲のこれらの知識を習得さえできれば、高得点は間違いありません。

教科書の例題やワーク、授業で使ったプリント類等を見直し、何度も繰り返してください。問題を見た瞬間に答えや解法が頭に浮かぶようになるのが理想です。

一夜漬けではなく、このような勉強を定期テストごとにやっていけば、実力テストや、最終的には入試にも生きてきます。どうせやるなら今後につながるような勉強をしていきましょう。

2017年4月25日 (火)

反・反知性主義

エリートのみが知識を独占していた時代、反知性主義には一定の意味がありました。しかし、これだけ情報化が進み、大学が大衆化した現代において、反知性主義は危うい態度だと言わざるを得ません。

たしかに、YesかNoかといった二者択一や、理屈抜きの好きか嫌いかといった話はわかりやすいのかもしれません。しかし、あまりにも素朴な感情論や主観的な物の見方に重きを置く人々が多数となると、国全体が排外主義やエスノセントリズムの方向へと走ってしまいます。

もちろん科学や論理も万能ではありませんが、これらを必要以上に敬遠したり軽視するべきではありません。反知性主義の広まりは世界的な右傾化傾向と無関係ではない。私にはそう思えるのです。

2017年4月24日 (月)

理系の視点を

金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(2015年)」によると、40代の平均貯蓄額は594万円だそうです。

この値を見て、「自分は下だ」と落ち込む必要はありません。なぜならこの値はあくまで平均値だからです。平均値は、対象となる人たちの貯蓄額を足して、人数で割って求めています。つまり、貯蓄額が極端に多い人がいれば、平均値は一気に引き上げられるのです。

平均値はわかりやすい指標ではありますが、代表値(資料の特徴や傾向を示す客観的な尺度となる数値)は平均値だけではありません。中央値というものもあります。これはちょうど真ん中の値のこと。先ほどの場合でいうと、中央値は200万円。平均値の半分以下です。一部の富裕層が平均額を引き上げていたということがわかりました。

私を含め、文系の人たちは、数字のマジックに翻弄されないよう、毛嫌いせずに理系の知識や視点を取り入れるべきではないでしょうか。

2017年4月23日 (日)

没後90年 萬鉄五郎展

個性派と呼ばれる芸術家を多数輩出した大正時代において、ひときわ特異な才能を輝かせた画家として知られる岩手県花巻市出身の画家・萬鉄五郎。

萬の没後90年を記念して、萬鉄五郎美術館と岩手県立美術館が萬鉄五郎展を共同開催しています。期間は6月18日まで。

アカデミックでオーソドックスな画風が支配的であった当時の日本洋画界にあって、フォーヴィスムを導入した先駆者として萬の功績は大きい。岩手にも優れた芸術家がいたことをぜひ知ってもらいたいと思います。

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2017年4月22日 (土)

寡占と独占

寡占とは、少数の企業が生産や販売市場を支配している状態。独占とは、1つの企業が生産や販売市場を支配している状態です。

寡占や独占が進むと、企業間の競争がなくなってきて、様々な問題が起こります。たとえば、自分たちの利潤が多くなるように一方的に価格を決定したり(この価格を独占価格といいます)、競争がないことによる品質の低下などがあります。

いずれも消費者にとってはマイナスです。そこで、消費者を守り、企業間の公正で自由な競争をうながすために、独占禁止法が制定され、市場の独占や不公正な取り引きなどを制限・禁止しています。公正取引委員会が独占禁止法に基づいて企業を監視しています。

2017年4月21日 (金)

学びとは

学びとは、生き方を自ら創造していく行為そのものである。

2017年4月20日 (木)

かいとう

「回答」と「解答」はどう違うのでしょうか。

「回答」とは、「質問・要求などに対して答えること」を意味します。「回答」は「返事」の同義語だと覚えておくと間違わないで済むでしょう。

これに対し、「解答」とは、「問題を解いて答えを出すこと」という意味です。

「解答」は「返事」という意味合いではなく、謎解きをして答えを導き出す、という意味なので、「回答」と混同しないようにしましょう。

英語でいうと、「回答」は「レスポンス」で、「解答」は「アンサー」だと覚えておくとわかりやすいでしょう。

 

2017年4月19日 (水)

塾や予備校というところ

塾や予備校というと、点の取り方や合格のし方だけ教えているように思われがちですが、実情は必ずしもそうとばかりは言い切れません。

そこで初めて学問のおもしろさに目覚めたり、生き方を学ぶ者も大勢います。かく言う私もその一人でした。

圧倒的なわかりやすさと学識の深さ。本物でないと長くやっていくことが許されない世界だからこそ、人の心を打つ何かがあるのでしょう。

2017年4月18日 (火)

『キャプテン』

現在、BS12で『キャプテン』が放送されています。

『キャプテン』には、野球漫画にありがちな、超人的な選手も魔球も登場しません。等身大のキャラクターばかり。そういう意味で画期的な作品でした。あのイチローも影響を受けたそうです。

『キャプテン』といえば、アニメ版の主題歌も印象的でした。昔のアニメにはいい歌が多いですね。

2017年4月17日 (月)

桜と日本人

一関の桜が満開となるのはこれからですが、日本の各地ではすでに散ってしまったところもあることでしょう。

桜の美しさとその命の短さを想うとき、日本人なら「無常」を感じざるを得ません。これは日本人の無意識といってよい。

だからこそ、日本の歌には、花そのものよりも散りゆく花びらの美しさを詠んだものが多いのです。昔もそして今も。

ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ    紀友則 

桜の花びら 散るたびに 届かぬ思いがまた一つ     コブクロ『桜』より

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2017年4月16日 (日)

第1志望でなくても

高校にしろ、大学にしろ、この春、第1志望校に進めなかった人たちがいると思います。

第1志望校に進んだ友達を見かけると何とも言えない気持ちになったり、今もどこか卑屈な気持ちを抱えたままでいるかもしれません。

第1志望校に憧れを抱き、受験勉強を乗り切るモチベーションにするのは大切なことです。しかし、第1志望しか見えなくなり、第2志望以下に価値を見出せなくなってしまったとしたら、それはどこか歪んでいます。受験を通して「成長できた」と思えたなら、それはそれで成功なのです。

どこで学んだかよりも、どのように過ごし、どんな価値を築き上げられたかの方がずっと大切。偏差値が5や10違っていようと、教育内容にそこまで大差はありません。今いる環境でベストを尽くし、ぜひ充実した日々を過ごしてください。

 

 

2017年4月15日 (土)

確率の問題

人間には高い確率は過小評価し、低い確率は過大評価する傾向があります。「90%大丈夫」と言われていても、残りの10%の方が気になってしまうというように。

しかし、現実には100%ということはほぼないのですから、そこは割り切りが必要です。最初から完璧を求めるのではなく、汎用性の高いもの、出る確率が高いものから身に付けるようにする。例外やマニアックな知識は後回し。場合によっては捨ててもよい。

完璧主義に走ると大変ですし、続けるのがつらくなります。やめたら終わりなのですから、「欲張りすぎない」くらいの気持ちの方がちょうどよいのかもしれません。

2017年4月14日 (金)

NASAの発表

日本時間の14日未明にNASA(アメリカ航空宇宙局)が新たな発表をします。

それは、太陽系の中の地球外生命に関する発表なのではないかと予想されています。土星の月(衛星)の一つ、エンケラドスという天体の海に関する、生命に迫る発見なのではと。

エンケラドスの表面を覆う厚い氷の下には、広大な海が存在します。これまでに、エンケラドスの氷の下には、生命の存在に必要な水と有機物、そして熱がそろっていることが突き止められていました。

地球外生命が見つかれば、地球人同士で争うことがバカらしくなるのではないか。これは夢想にすぎないでしょうか。

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2017年4月13日 (木)

大学入試でみる自民党

今年の関西学院大学全学部入試日本史で、次のような問題が出題されました。

10 下線部 l (自由民主党)に関する記述として誤っているものを下記より選びなさい。
   なお、すべて正しい場合は「エ」をマークしなさい。
ア 田中角栄内閣はロッキード事件が発覚して退陣に追い込まれ、後継には三木武夫が就任した。
イ 竹下昇内閣はリクルート事件の疑惑の中で退陣し、後継首相の宇野宗佑も参院選の敗北によりわずか2ヶ月で退陣した。
ウ 新政党などに分裂した直後の衆院選で自由民主党は過半数割れして宮沢喜一内閣は退陣し、非自民8党派の連立政権が成立し、日本新党の細川護熙が首相となった。

田中角栄退陣の原因はロッキード事件ではなく金脈問題。ロッキード事件が発覚したのは退陣後。よくあるワナなので気をつけましょう。

解答 ア

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2017年4月12日 (水)

私の仕事

多くの「?」を「!」に変えるのが私の仕事。

2017年4月11日 (火)

学びの機会はどこにでもある

いわゆる森友問題によって「忖度」という言葉を初めて知った方も結構いるのではないでしょうか。

机に向かうことだけが勉強ではありません。その気になれば、学びの機会はどこにでもある。

そういう意味では、勉強時間とその他の時間を分けて考えること自体がナンセンスなのかもしれません。

2017年4月10日 (月)

そして巡り会い

中学合格や高校合格を機に塾を卒業(?)していった生徒が再び戻って来ることがあります。

彼ら、彼女らと再び勉強できることを嬉しく思うと同時に、さらに一段階上に引き上げてやらねばと、改めて強く思う瞬間です。

2017年4月 9日 (日)

小5、小6の学力テストを実施しました

昨日から今日にかけて、塾で小5、小6の学力テストを実施しました。受験された皆さん、お疲れ様でした!

中学受験がすべてではありませんが、「する」と決めたなら、本人も親御さんも覚悟が必要です。

この時期に対外模試を受けるということは、「一関一高附属中学校の選抜検査は甘くない」という現実をよくご存じだということなのでしょう。

これまで同様、高い意識を持ちながら、1年ないし2年を過ごしていってもらいたいと思います。

2017年4月 8日 (土)

ミロのヴィーナス

Front_views_of_the_venus_de_milo_3詩人で作家の清岡卓行氏の評論『手の変幻』の中に「失われた両腕 ミロのヴィーナス」という文章があります。

冒頭、筆者はこう述べます。

「ミロのヴィーナスを眺めながら、彼女がこんなにも魅惑的であるためには、両腕を失っていなければならなかったのだと、ぼくはふとふしぎな思いにとらわれたことがある」

ミロのヴィーナスは両腕を失うことではじめて、時代を超える美を獲得した。それを筆者は、「特殊から普遍への巧まざる跳躍」と表現しました。

不完全だからこそ美しいというのはおもしろい発想です。しかし、一方で筆者はこうも述べます。

「両腕でなく他の肉体の部分が失われていたとしたら、ぼくがここで述べている感動は、おそらく生じなかったにちがいない」

では、なぜ腕でなければならなかったのか。それは、手が「世界との、他人との、あるいは自己との千変万化する交渉の手段である」から。そのような「きわめて自然で、人間的」な手が失われたからこそ、ミロのヴィーナスは非人間的、非現実的な存在へと昇華したというのです。

最後に、筆者はこう結んでいます。

「美術品であるという運命をになったミロのヴィーナスの失われた両腕は、ふしぎなアイロニーを呈示するのだ。ほかならぬその欠落によって、逆に、可能なあらゆる手への夢を奏でるのである」

2017年4月 7日 (金)

『1984年』化?

犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織的犯罪処罰法改正案の審議が6日午後、衆院本会議で始まりました。

61zh8vkvv8l_5政府・与党は今国会での成立を目指していますが、民進、共産、自由、社民の野党4党は徹底抗戦の構え。今国会最大の与野党対決法案といってよいでしょう。

「共謀罪」とは、要するに予防罪です。これから共謀して犯罪を犯そうと謀議しただけで、実際には何もしていなくても罪を問えるということです。この法案が成立すれば、国家による監視がますます強化されていくことになるでしょう。

住基ネットやマイナンバーなど、2000年代に入って以降、ジョージ・オーウェルが『1984年』で描いた監視社会化が日本でも進んでいるような気がしてなりません。野党にはぜひ頑張ってもらいたいと思います。

2017年4月 6日 (木)

年代を知らなくても、中身を知っていれば

今年の関西学院大学全学部入試日本史で、次のような問題が出題されました。

4 下線部 d の法令(神仏分離令)が出された後の時期の出来事を年代順に並べたものを、下記より選びなさい。
①大日本帝国憲法が発布され、信教の自由が認められた。
②キリスト教(キリシタン)禁止の高札が撤去された。
③大教宣布の詔を発せられた。
④キリスト教徒の内村鑑三が不敬事件を起こした。

ア ②→③→④→①  イ ②→③→①→④
ウ ③→②→①→④  エ ③→②→④→①

①~③までの年代は大学受験をするなら必須です。④は年代を知らなくても、中身を知っていれば答えは出せます。

①は1889年、②は1873年、③は1870年です。④は、キリスト教徒の内村鑑三が教育勅語(今話題の!)への最敬礼を拒否した事件です。教育勅語が出されたのは1890年ですから、それよりは後だということがわかります(ちなみに1891年です)。

解答 ウ

2017年4月 5日 (水)

そなえ

野村克也氏の著書の中にこんな一節があります。

 

野球しか知らず、いざ引退せざるをえなくなったとき、どうしようもなく、悲惨な末路を迎えるしかなかった選手を何人も見てきた……最悪の事態に直面してからあわてたところで、もはやどうにもならないのだ。後悔しても、もう遅い。そうならないために、そなえておくべきなのである。

 

野球界に長く身を置いた氏の言葉には非常に説得力があります。そして、このことはプロ野球選手以外にもあてはまる。

 

年度初めに申し述べておきたい。学生諸君にも。もちろん私自身にも。

2017年4月 4日 (火)

怒られるより

怒られるよりも、何をしても怒られない方がひどい状況。

2017年4月 3日 (月)

「型」の習得をおろそかにしてはいけない

型は武道を中心にいわれることが多いですが、勉強にも存在します。どの教科にも存在する「当たり前の基礎」や「できなければいけない問題」がこれに相当します。

型は地味でつまらないものかもしれませんが、そこにはその分野のエッセンスが凝縮されています。したがって、型を反復練習することによって、上達のための正しい基本が習得できる。

誤解を恐れずにいえば、大部分の高校や中堅以下の大学までなら「型」のみでも十分なくらい。

アクティブ・ラーニングだとかICTの活用といった手法にばかり気を取られ、「型」の習得がおろそかにならないようにすることが大切です。これまで伝統的に行われてきた日本の教育を無視するべきではありません。

2017年4月 2日 (日)

春期講習が終わりました

一関学習塾の春期講習が終わりました。参加いただいた生徒及び保護者の皆様に心より感謝申し上げます。

春のうちに勉強のペースをつかんだり、勢いをつけた者は強いです。講習に参加された皆さんは、弱点の修正や先取り学習をすることができました。余裕を持って新学期を迎えられることと思います。

一人ひとりがそれぞれの目標達成に向け、良いスタートダッシュが切れることを願っています。ありがとうございました!! 

2017年4月 1日 (土)

迷信⑩

以下に示すのは迷信です。この業界と一般のご家庭との意識のずれをなくすため、参考までにあげてみます。

とにかく量をこなしていればいつかはできるようになる。

時間無制限ならそれもよいでしょう。しかし、現実は限られた期間で試験の準備をしなければならない。努力には量だけでなく、方向性という面もあるということを忘れてはいけません。

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