« すっぱいブドウ | トップページ | 重い腰をいかに早く上げるか »

2016年9月15日 (木)

意図的な誤訳

よく知られている通り、国際連合の英語表記は “United Nations” です。これは文字通り訳せば「連合国」となります。

「国際連合」という言葉には「世界連邦」的な理想の組織というニュアンスが漂いますが、実際は、第二次世界大戦の戦勝国である連合国に有利な組織として発足したものです。だからこそ、連合国の中心であった五大国が安全保障理事会の常任理事国となり、拒否権などの強い力を持っているのです。その一方で、敗戦国となった日本やドイツはいつまでたっても常任理事国にはなれない。

戦後、日本が国際社会に復帰する際、外務省は旧敵国の連合に加わるというイメージを避けるため、“United Nations” を「国際連合」と訳しました。

これを「情報操作」ととるか「大人の知恵」ととるかは、あなた次第です。しかし、政府がある意図を持って、英語の用語をあえて誤訳することがあるということを知っておいて損はないでしょう。

« すっぱいブドウ | トップページ | 重い腰をいかに早く上げるか »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 意図的な誤訳:

« すっぱいブドウ | トップページ | 重い腰をいかに早く上げるか »