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2016年9月

2016年9月30日 (金)

小6学力テスト10月号

36444644一関学習塾から小学6年生の皆さんにお知らせです。

当塾では、10月15(土)に、小6生対象の学力テスト(育伸社模試)を実施いたします。11月からは、一関一高附属中学の選抜検査と同じ方式の公中検模試を受験していただく予定となっております。基礎力確認の最後の機会としてぜひご活用ください。教科は国、算、理、社の4つ。料金は2,500円です。

塾生以外も受けられますが、席には限りがございます。受験を希望される方はお早めにご連絡ください。

【連絡はこちらへ】
一関学習塾 0191-48-3897
        一関市大町7-7ニューよこや1F 

2016年9月29日 (木)

白ゆりテスト実施説明会

30日に授業のある塾生の皆さんにお知らせです。

同日に行われる白ゆりテスト実施説明会に出席する関係上、授業開始を3時以降といたします

間違えないよう、お気をつけください。

2016年9月28日 (水)

やたらに速読法を求める人たちへ

大学受験生はそろそろ、本格的な英語の長文読解の練習に入っている頃だと思います。

長文読解というと、やたらに速読法を求める人たちがいるのですが、その人たちに言っておきたいことがあります。それは、速読というのは、確かな基礎力(単語・熟語・文法)と論理への習熟、そして、ある程度の予備知識がすべてそろって初めてできるものだということです。決して知っている単語をいい加減につなぐ連想ゲームをやっているわけではありません。

ゆっくり読んでわからない文章が速く読んだらわかるということはありえない。 

一文一文の正確な理解をおろそかにしたままで、キーセンテンスだのパラグラフリーディングだのと言ったところで、砂上の楼閣に等しい。

よーく胸に刻んでおいてください。

2016年9月27日 (火)

時には勉強する場所を変えてみる

時には勉強する場所を変えてみるのもよいものです。勉強する場所を変えてみると集中できることがあるからです。特に、他人の目がある場所であれば効果は絶大。電車の中で本を読んでいると根拠のない優越感に浸れる、あの状況です。

カフェや図書館であれば自分の部屋と違って集中できるでしょう。身近な場所であれば、学校の教室や塾の自習室、自宅のリビングなどもよいでしょう。先生や両親に勉強している姿を見せていると評価が変わるでしょうし、何か良いことがあるかもしれません。ぜひ一度試してみてください。

自宅の勉強部屋でないと勉強できないというのでは弱いです。集中力を養う、気分転換をはかる、能率を上げる。目的は何でもよいですが、どこでも勉強部屋に変えてしまうくらいのパワーがほしいものです。

2016年9月26日 (月)

打率よりも安打数が大事

打率よりも安打数が大事。

プロ野球選手なら打率も気にするでしょうが、我々は打率よりも安打数を重視すべきです。つまり、どれだけ打席に立てるかが大事。

新しいことを試みると、当然、最初はうまくいかないこともある。嫌な思いをすることもある。しかし結果として、行動の数が増え、その分だけ自分の目標に早く近づける気がします。

打席に立たなければ、凡退もしないかわりにヒットが出ることもありません。人生は打率というより安打数。死ぬまでにどれだけ打席に立てるかが大事なんだと思います。

2016年9月25日 (日)

文字通り受け取らない方がよい

「できればやってください」というのは「必ずやりなさい」という意味。文字通り受け取らない方がよい。

2016年9月24日 (土)

一関学習塾には「マス」としての生徒はいない

一関学習塾には「マス」としての生徒はいない。

今の時代、このことは誇りにしてよいことではないかと、私は考えています。

2016年9月23日 (金)

水呑百姓は貧しい?

かつて歴検日本史2級で、以下のような問題が出題されたことがありました。

問 下線部(農民の区別)に関連して、江戸時代、田畑を所有せず小作地の耕作などに従事しながらも、自立的に生計をたてていた農民層のことをさす呼称として正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。

① 奉公人  ② 水呑  ③ 地借  ④ 土豪

答えはもちろん②ですが、それより重要なのは問題文にさりげなく書いてある「田畑を所有せず小作地の耕作などに従事しながらも、自立的に生計をたてていた農民層」という部分。

以前も記したことがありますが、「百姓=農民」というのは正しい理解ではありません。水呑が土地を持っていなかったことは事実ですが、それは貧しくて持てなかったのではなく、その大半は土地を持たなくても生活できる人々だったからです。我々が「水呑」という言葉から連想する日雇のような立場の人々はごくわずかに過ぎませんでした。

近年の歴史学の成果をきちんとふまえて作問している歴検はさすがです。これだけでも十分チャレンジするだけの意味があるように思います。

2016年9月22日 (木)

「ら抜き言葉」初の多数派に

いわゆる「ら抜き言葉」のうち「見れた」「出れる」を使う人の割合が、正しい使い方である「見られた」「出られる」を上回ったことが21日、文化庁の2015年度「国語に関する世論調査」でわかりました。

ら抜き言葉については1995年度から5年に1回調査しているが、使用が多数派になる言葉が出たのは初めて。

ら抜き言葉と正しい言葉のどちらを使うか聞いたところ、「見れた」を選んだ人が5年前より1.2ポイント増の48.4%、「見られた」は3.0ポイント減の44.6%。「出れる」は1.1ポイント増の45.1%、「出られる」は3.7ポイント減の44.3%だったとのこと。それぞれ「どちらも使う」の6.5%、10.2%を含めると、ら抜きを使う人が過半数となりました。

言葉は生き物とはいえ、正しくない日本語が主流になるのには違和感を覚えます。悪貨は良貨を駆逐する。仕方がないで済ませたくはないのですが。

2016年9月21日 (水)

金がなければ頭を使え

金がなければ頭を使え。

金がないから何もできないと言う者は、金があっても何もできない。

2016年9月20日 (火)

日清カップヌードルのCM

「バカに見られるだけでリスク」という時代になっている。

そんな中で、いや、だからかもしれませんが、日清カップヌードルはあえて「いまだ! バカやろう!」というコピーをテレビCMで使っています。

時代を見る目の確かさ。それがあるからこそ、カップヌードルのCMは私たちの印象に残るのでしょう。

2016年9月19日 (月)

土曜は小6学力テスト、日曜は高3実力判定テストを実施しました

土曜は小6学力テスト、日曜は高3実力判定テストを実施しました。

小学生はあるでしょうが、高校生の模試を塾で実施しているところは珍しいと思います。

希望される方がいましたら、ぜひお問い合わせください。

【連絡はこちらへ】
一関学習塾 0191-48-3897
        一関市大町7-7ニューよこや1F 

2016年9月18日 (日)

惣無事令をめぐって

かつて歴検日本史2級で、以下のような問題が出題されたことがありました。

問 下線部〈豊臣秀吉の全国統一)に関連して、秀吉の打ちだした重要な政策の一つとして惣無事令をあげることができる。この惣無事令について延べた文として誤っているものを、次の①~④のうちから一つ選べ。

① 惣無事とは、完全な和睦とあらゆる私戦の禁止を提唱するもので、この方針にもとづいて秀吉は、紛争の解決をすべて公権力に委ねることを強制していった。
② 秀吉は、朝廷の権威と巨大な軍事力を背景に、戦国諸大名に対して惣無事を強要し、この命令に従わなかった島津義久・北条氏政を征討した。
③ 惣無事の「惣」とは特に惣村のことをさしており、惣無事の徹底によって、中世の惣村が形成してきた共同体的な自治機能は解体されていった。
④ 惣無事は、自力救済の伝統を否定することを意味し、大名から百姓・町人にいたるすべての階層で合戦や私闘を禁じる支配原理の一つとして機能した。

惣無事の「惣」は「総」と同意の漢字で「すべて」という意味。また、「中世の惣村が形成してきた共同体的な自治機能」は、近世においても統治のために利用されたので③が誤り。

戦国大名の分国法に採用された「喧嘩両成敗」はあったものの、中世社会の底流には、私的武力行使を正義とする自力救済の考え方が根強く存在していました。

秀吉は、朝廷の権威と巨大な軍事力を背景に惣無事令を出し、自力救済の観念を法によって規制。紛争の解決を公権力に委ねるものとしました。これによって領土解決を武力により解決する戦国時代が終結したのです。

領土問題は最終的には法によって解決するしかないと考えます。そうでなければ、果てしない暴力的報復が続くおそれがある。

近世社会の知恵をどこぞの国も見習ってもらいたいと思います。

解答 ③

2016年9月17日 (土)

シーズン奪三振日本記録

1968年9月17日、甲子園球場における対巨人戦で、阪神の江夏豊投手が稲尾和久の日本記録を塗りかえるシーズン354奪三振を記録しました。この記録にまつわるエピソードは有名です。

試合に先立って江夏は、日本記録更新となる354個目の奪三振を「王さんから取る」と公言。そして試合では、日本タイ記録となる353奪三振を王の打席で記録したが、江夏本人はこれで記録を更新したものと勘違いしており、ベンチに戻ってから捕手の辻恭彦にそれを指摘されて初めて気がついたという。そこで後続の打者は全て凡打で打ち取り再び王まで回して、記録更新となる354個目の三振を奪うという離れ業をやってのけました。

V9時代の巨人を相手にこんなことができたのは江夏投手くらいではないでしょうか。いかに当時の江夏投手の力が突出していたかがよくわかろうというものです。

野球はチームスポーツではありますが、こういう個人の戦いもあっていいと思います。

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2016年9月16日 (金)

重い腰をいかに早く上げるか

重い腰ほどなかなか上がりません。しかし、重い腰をいかに早く上げるかで他の受験生との間に差ができます。

机に座って教科書を開くまでに時間がかかります。テレビを見終わってから机に向かおうと思っていると、他に気になる番組を見つけてしまった。あるいは、机に向かう前にマンガを読み始め、少しのつもりが何時間も読んでしまった。

「勉強しよう」と思ったときに、いかに早く机に向かって、教科書を開くか。先生に聞きに行こうと思ったとき、すぐ聞きに行けるか。

やる気というのはやり始めれば起こってくるものです。そういう意味では、学力の差は、重い腰をいかに早く上げるかで決まると言っても過言ではないでしょう。

2016年9月15日 (木)

意図的な誤訳

よく知られている通り、国際連合の英語表記は “United Nations” です。これは文字通り訳せば「連合国」となります。

「国際連合」という言葉には「世界連邦」的な理想の組織というニュアンスが漂いますが、実際は、第二次世界大戦の戦勝国である連合国に有利な組織として発足したものです。だからこそ、連合国の中心であった五大国が安全保障理事会の常任理事国となり、拒否権などの強い力を持っているのです。その一方で、敗戦国となった日本やドイツはいつまでたっても常任理事国にはなれない。

戦後、日本が国際社会に復帰する際、外務省は旧敵国の連合に加わるというイメージを避けるため、“United Nations” を「国際連合」と訳しました。

これを「情報操作」ととるか「大人の知恵」ととるかは、あなた次第です。しかし、政府がある意図を持って、英語の用語をあえて誤訳することがあるということを知っておいて損はないでしょう。

2016年9月14日 (水)

すっぱいブドウ

キツネが、たわわに実ったおいしそうなブドウを見つける。食べようとして跳び上がるが、ブドウはみな高い所にあって届かない。何度跳んでも届かず、キツネは怒りと悔しさで、「どうせこんなブドウは、すっぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか」と捨て台詞を残して去る。

 

人は手に入れたくてたまらないのに手が届かない対象がある場合、その欲求と現実のギャップを埋めるために、自分に都合のいい理屈で埋め合わせしようとする。このようなメカニズムを、心理学では「すっぱいブドウの理論」といいます。

どちらかというとマイナスイメージでとらえられがちな理論ですが、気分転換をするという意味での「すっぱいブドウ」の効果は絶大です。たとえば失恋。いつまでもそれにこだわり劣等感を抱き続けるよりは、次の段階へ進んだ方がはるかに建設的だとは思いませんか?

 

転んだ人を笑ってはいけない、彼は歩こうとしたのだ。

2016年9月13日 (火)

優先順位

あなたにとって何が一番大事なのか、よく考えましょう。将来の自分を作るのは今のあなたしかいません。

2016年9月12日 (月)

棋士会将棋フェスティバルIN一関

Cr4lyyhvmaigj3_210日、日本将棋連盟棋士会が主催するイベント「棋士会将棋フェスティバルIN一関」が一関文化センターで開かれました。

同日は、佐藤康光九段のほか、中村修九段、塚田泰明九段、阿久津主税八段、瀬川晶司五段、八代弥五段、山口恵梨子女流二段、塚田恵梨花女流二級が参加。8人によるトークショーや公開対局、サイン会、指導対局が繰り広げられ、ファン100人余りが訪れました。

私は将棋をほとんど知らないため、彼らのすごさを本当の意味で実感できないのが残念ですが、「兄達は頭が悪いから東大へ行った。自分は頭が良いから将棋指しになった」と言ってのける棋士の頭脳にはとても興味があります。

2016年9月11日 (日)

広島カープ、25年ぶりの優勝

広島カープが25年ぶりに優勝しました。前回の優勝を知っているのは、現在30代以上の方でしょう。

お金をあまりかけずに、自前の選手を鍛えて強くなる。カープの運営方針は私たちにも大いに参考になります。

年俸の高い順が強い順ではない。そこが野球の魅力であり、おもしろいところだと思います。CSも頑張ってください!

 

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2016年9月10日 (土)

テクストとコンテクスト

テクストとは、狭義には文章表現、広義には表現されたもの全般を指します。

コンテクストとは、狭義には文章の流れの中にある意味のつながり具合(文脈)のことですが、広義には背景や状況等を含みます。

テクストの意味は単独では決まりません。テクストの意味はコンテクストの中で決まります。たとえば、同じ「バカ」という言葉でも、ケンカしている二人のそれととデート中の二人のそれとでは、当然意味が異なります。

常に字義通りにしか受け取れないようでは知性があるとはいえません。齋藤孝先生の著書に『「頭がいい」とは、文脈力である。』というのがありますが、この本はそのあたりの事情を述べたものでしょう。

コンテクストを捉える力がないと、下手をしたら全く正反対の意味で解釈してしまいかねません。誤読の自由は許されていますが、できることなら正確に意味を読み取りたいものです。

 

2016年9月 9日 (金)

君も歴史の山に登らないか

先日、歴検の申し込みをして来ました。今年は博士の表彰式があるため、東京会場で。場所は学習院大学。

私は今回も日本史1級を受験します。全国の歴検受験者の皆さん、お互い良い結果が出るよう頑張りましょう!!

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2016年9月 8日 (木)

一関学習塾のFacebookができあがりました

一関学習塾のFacebook ができあがりましたのでご報告申し上げます。ホームページ同様、今回もT君にご協力いただきました。感謝いたします。

よろしければ「いいね!」を押していただけると助かります。「愛の一押し」をよろしくお願いします!m(__)m

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2016年9月 7日 (水)

松木安太郎さんの解説

昨日、ワールドカップ最終予選で日本がタイに勝利しました。初戦を落としたので少し心配していましたが、勝てて良かったです。

テレビ中継の解説は松木安太郎さんでした。サッカーには専門用語がたくさんあります。松木さんはもちろんサッカーの専門家ですが、無駄な専門用語は使っていません。おそらくこれは意識的にそうしているのだと思います。

他の試合では、専門的な用語が飛び交う解説が多い。サッカー好きの人ばかりが見るのであればそれで問題ないでしょう。しかし、日本代表の試合を見る人の中には、普段サッカーを見ない人も相当数含まれている。だから、松木さんのような解説が喜ばれるのでしょう。

本当に頭の良い人は相手に伝わる言葉を選ぶものです。松木さんの解説を素人的だと軽んじる向きもあるかもしれませんが、そういう人たちこそ彼の解説から学ぶべきところがあるように思います。

2016年9月 6日 (火)

修学旅行土産

関中の3年生の何人かから修学旅行土産をいただきました。お気づかいありがとうございます!

北海道土産、おいしくいただきました。

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2016年9月 5日 (月)

デジタル教科書では考える力は育たない

教育現場にデジタル教科書やタブレット端末を導入することで、子どもの学力を本当に伸ばせるのか。この点に関して、私は極めて疑わしいと考えています。

デジタル教科書のメリットとして問題の自動採点や、解答がすぐに参照できる即時フィードバックが挙げられています。しかし、自動採点できるのは計算問題や漢字の書き取りなどの単純な問題まで。これらの重要性を否定はしませんが、多くの子どもがつまずくのはそこではありません。また、すぐに答えを見ることに慣れてしまうと、1つの問題なり文章なりにじっくり取り組む力が損なわれてしまうのではないでしょうか。

そもそもタブレット端末は情報を消費するための道具で、何かを生産するための道具ではありません。2020年度から実施予定の「大学入学希望者学力評価テスト」では、これまで以上に思考力や判断力、表現力が問われることになっています。デジタル教科書やタブレット端末では、これらの力を十分に養うことは不可能だと言わざるを得ません。

楽をしたい教育者なら別ですが心ある教育者なら、デジタル教科書やタブレット端末を学びの中核には決して据えないでしょう。

2016年9月 4日 (日)

『こち亀』40年の歴史に幕

1976年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されている長寿マンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が、約40年におよぶ連載に幕を閉じることが発表されました。17日発売の同誌42号で最終回を迎え、同日発売のコミックス200巻が最終巻となります。

『こち亀』は、東京の下町を舞台に、並外れた体力を持ち、人情味あふれる警察官・両津勘吉が巻き起こす騒動を描いたギャグマンガ。テレビアニメシリーズが1996~2004年に放送されたほか、SMAPの香取慎吾さん主演でドラマ化、実写映画化もされました。

読者からのアンケートを最重要視し、人気がなくなれば即打ち切りという厳しい『ジャンプ』の中で、これだけ長きに渡って連載を続けられたことは感嘆に値します。続けようと思えばまだ続けられるのでしょうが、40年で区切りをつける判断をしたということなのでしょう。秋本先生、ひとまずお疲れ様でした!!

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2016年9月 3日 (土)

病気

健康を必要以上に気にする。そのことがすでに病気。

2016年9月 2日 (金)

「革新」をめぐって

2005年の歴検日本史1級で、以下のような問題が出題されました。

岸信介について述べた次の文章を読み、あとの問いに答えなさい。

岸信介(1896年11月13日生~1987年8月7日没)は、昭和史におけるいくつかの重大な局面に、決定的な刻印を残した政治家である。
戦前の岸信介の経歴を一言で要約すれば、戦時統制経済体制の構築をめざした経済官僚の一群をさす(  )官僚から東条英機内閣の閣僚へ、ということになろう。一般に、戦後の岸のもつイメージの強烈さのためか、戦前から他とは違う超大物ぶりを発揮していたかのような風説もままみられるが、彼は必ずしも、この戦争の時代を順風満帆の状態で駆け抜けることができたわけではない。というよりも、むしろ蹉跌も多い。
たとえば1937年、満州国に赴任していた岸は、(  )コンツェルン本社の満州移駐を実現するが、同時に計画されたアメリカ資本の導入には失敗した。この点について岸は、「私は関東軍が反対しなかったら、できたと思いますね」と述べている。(以下略)

問 空欄(  )・(  )にあてはまる語句の組み合わせとして正しいものを、次の1~4のうちから一つ選べ。

 ① ア-大蔵 イ-日窒  ② ア-革新 イ-日産
 ③ ア-大蔵 イ-日産  ④ ア-革新 イ-日窒

アに関して、日中戦争・太平洋戦争期に戦時統制経済の実現を図った官僚を「革新官僚」と呼びました。イは「満州」からわかります。

安倍政権は「保守」ではなく「革新」なのではないでしょうか。大多数の人々が現状に満足していない限り、「改革派」が幅を利かせるのが世の常なのかもしれませんが、時には「変えない」という判断が正しい場合もあるということを忘れてはいけません。

解答 ②

2016年9月 1日 (木)

帰納法と演繹法

帰納法とは、個々の具体的な事実から一般的な法則や理論を導き出すことです。いわば、下から上へのボトムアップの方法であり、経験則や統計学などが該当します。

これに対して、演繹法とは帰納法とは逆に、一般的な理論から個々の具体的な事例を説明することです。いわば、上から下へのトップダウンの方法であり、数学の問題を解く行為が一番わかりやすい例かと思います。

我々は、常識など、ある枠組みの中で個々の事例を解釈するものです。ですから、むきだしの、ありのままの事実というものは存在しない。このような事情を指して、フランスの物理学者であるピエール・デュエムは、「理論を倒すことができるのは理論だけである」と言いました。

デュエムの言う通り、古い理論を打ち破れるのは新しい理論を考え出せる人だけかもしれません。だとすると、演繹法でしか古い理論は倒せないことになります。

演繹法は最初の前提が間違っていいればすべてが崩れます。ですから、「人々はある考えに縛られるものであり、縛られているその考えがどんなものなのか」がきちんとわかっている人しか使ってはいけない(あるいは使えない)考え方だと思います。演繹法は使う人を選ぶのです。

 

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