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2015年10月11日 (日)

「預金」と「貯金」

「預金」と「貯金」は同じような意味で使われていますが、厳密に言うと違います。

銀行などの金融機関に預けるお金が「預金」、ゆうちょ銀行(郵便局)やJAバンク(農協)などに預けるお金を「貯金」と呼ぶのです。

どうして呼び名が違うのでしょうか。

郵便貯金が始まったのは明治8年。庶民に貯金を奨励するとともに、ひとりひとりの貯蓄額はわずかながら、それらを集めて、国家の発展のために活用しようと当時の大蔵省(現・財務省)が運用を始めました。主に国の政策のために活用されてきたわけです。郵便貯金にお金を預けたのは農民が多かったといわれています。

銀行は明治6年より国立銀行(実質は民間の銀行)として始まり、明治15年には、中央銀行として日本銀行が設立されました。銀行にお金を預けたのは主に都市部の商人が多く、資本主義の発展にともなって成長する企業も、余裕資金などを預け入れました。預金は、大手企業に融資という形で貸し出されました。

郵便局と銀行とでは、もともとの成り立ちや、預かったお金をどう運用するかが違っていたため、呼び方も違ったようです。

 

 

 

 

 

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