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2015年10月29日 (木)

たとえば攘夷思想について

歴史を学ぶ際には、現代の我々の視点から眺めるのではなく、できるだけ当時の人々と同じ地平に立とうとすることが大切です。

たとえば攘夷思想。現代の我々からすればこれほど非現実的な考えはなく、どうやったって西洋列強にかなうはずがないことは明らかです。本気で攘夷を目指していたのだとすれば狂気の沙汰としか思えません。しかし、幕末の日本において、ごく一部の開明派を除いては、彼我の差を正確に把握していた者はいなかったのではないでしょうか。

そのように情報がない中で、見知らぬ者に高圧的な態度でいきなり踏み込まれたとしたら、反発を覚え、これを排除したいと考える者が出てきたとしても不思議ではありません。

「上から目線」で切って捨てるのは簡単ですが、それでは当時の人々が浮かばれませんし、歴史を学ぶ意義も半減してしまうように思います。

もし未来の日本人が今の我々を指して、「9条護憲なんて非現実的だ」と言って笑っているとしたら、あなたはどう思いますか?

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