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2014年10月

2014年10月31日 (金)

北風と太陽

北風よりも太陽でありたい。

しかし、意識改革を促したり、やるべきことを確実に実行に移させるには、柔らかい物腰だけでは済まないこともあります。

褒めるだけでよいのならそうしたいけど、低いレベルで満足されても困る。難しいところです。

「これでよかったのだ」と思ったり、「言い過ぎたかも」と反省したり。そんな毎日です。

2014年10月30日 (木)

芋の子汁

10112537121東北の秋の味覚といえば、芋の子汁です。地域によっては芋煮ともいいます。

ちなみに、岩手のそれは、仙台の「味噌に豚肉」、山形の「しょう油に牛肉」のような決まりはありません。味噌もしょう油もどっちもあります。肉も鶏肉を使う場合もあります。要するに、「おいしければ何でもいい」派です。

東北以外の方は里芋をどうやって食べるのでしょうか。煮物くらいにしか使わないのでしょうか。だとしたら、それはもったいない。

東北人にとって、里芋は秋と切っても切り離せない存在です。

2014年10月29日 (水)

入口ページランキングの常連

一関一高附属中の適性検査に関する記事は大分前に書いたものですが、いまだに入口ページ(サイト訪問時に最初に閲覧されたページ)ランキングで上位を占めています。相変わらず、皆さんの関心が高い証拠でしょう。

しかし、附属中は、誰もが皆、気軽に受けて合格するところではありません。準備には、それ相応の時間と労力がどうしても必要となります。以前も書きましたが、もし本気で合格を目指されるのなら、よほど優秀な方でない限り、遅くとも小5のうちにスタートを切ることをお薦めします。

附属中の1期生は今、高3生となっています。6年間は長い。ちょっとかわいそうな気もしますが、彼らが出す結果は、好むと好まざるとにかかわらず、入学希望者の増減に少なからぬ影響を与えるでしょう。

2014年10月28日 (火)

見直される功と罪

Tanuma_2田沼意次といえば賄賂というイメージで、長らく悪徳政治家として扱われてきました。しかし、近年では、そういった評価の見直しが進んでいます。

意次は、徳川吉宗以来の年貢増徴策に限界を感じ、重商主義政策を展開したことで知られています。株仲間の奨励、専売制の実施、鉱山の開発、蝦夷地の開発計画、貿易振興等々。その結果、逼迫した幕府の財政状況は改善に向かいました。しかし、一方で、これらの政策は賄賂横行の温床ともなりました。

贈収賄に良いイメージを抱く人はいないでしょう。しかし、文明発生このかた、世界中で贈収賄が全く行われなかった時代が一体あったでしょうか。それに、こんなことを言うと反感を買うかもしれませんが、お中元やお歳暮だって賄賂の一種といえなくもありません。要するに、やりすぎ、もらいすぎが問題なのであって、適度な贈答は社会の潤滑油として必要なのではないでしょうか。

ともあれ、賄賂の横行一点のみを取り上げて、田沼意次を極悪人のように扱うのはちがうような気がします。

2014年10月27日 (月)

初心忘るべからず

「初心忘るべからず」とは、能を大成した世阿弥の『花鏡』の中にある言葉です。この言葉を座右の銘にしている方も多いのではないでしょうか。

世阿弥のこの遺訓は、初めの頃の真面目な覚悟や情熱を忘れないようにしよう、という意味だと解釈されがちですが、そうではありません。

世阿弥の真意は、現在の水準を維持するために、初心者の頃のみっともなさ、劣悪さを忘れるな、ということにあります。

あのみじめな状態には戻りたくない。現在の水準は、初心の不安と背中合わせの中でこそ維持できる。能に限らず、あらゆることに通じる教えではないでしょうか。

Noh

2014年10月26日 (日)

伝統の力

24日、花巻市で全国高校駅伝岩手県予選会が行われ、男子は一関学院が20連覇を達成しました。

20年連続優勝。口で言うのは簡単ですが、とてつもない記録です。こうして伝統は受け継がれていくのでしょう。全国大会でも頑張ってきてください。

2014年10月25日 (土)

長短

「記述・論述問題は字数が短いほど楽だ」と誤解されがちですが、事実は逆です。

150字、200字といった、ある程度まとまった長さが与えられているなら、本文の大事そうなところにチェックを入れておいて、それらを答案に散りばめることで合格点をねらうことは可能ですが、20字、30字という短い字数なら、こういうことはできません。

コラムの名手であった薄田泣菫も『茶話』の中でこう記しています。

長い文章なら、どんな下手でも書く事が出来る。文章を短く切り詰める事が出来るようになったら、その人はいっぱしの書き手である。

2014年10月24日 (金)

ドラフト会議に思う

昨日、東京のグランドプリンスホテル新高輪でプロ野球ドラフト会議が行われました。指名されたのは育成選手を含めても100名弱。毎年の東大入学者数が約3000人であることを考えれば、いかに狭き門か。指名された選手は皆、超エリートなのです。

プロになるだけでも大変なのに、1軍で活躍できるのはほんの一握り。また、各球団の保有選手には限りがあるため、毎年やめる(やめさせられる)選手も、入団者と同じ数だけいるわけです。これは野球だけの話ではありません。スポーツで身を立てるというのは、これほどまでに困難なことなのです。

受験勉強でへこたれそうになっている諸君。あえて言いますが、スポーツに比べれば、勉強はかなり高い割合で努力が報われる世界であり、多くの人を受け入れてくれる世界です。不安、緊張、孤独。気持ちはわかりますが、自分よりもはるかに厳しい世界で戦っている人たちがいる、という事実を忘れてはいけません。

2014年10月23日 (木)

セミナーに行ってきました

今日、仙台でのセミナーに行ってきました。良い話が聞けて、色々気づきを得ることができました。今後の塾運営に活かしたいと思います。また、特に有益な情報については、面談やニュースレター等を通じて、ご家庭の皆様とも共有していこうと考えております。楽しみにしていてください。

2014年10月22日 (水)

弁証法とは?

弁証法とは、二つの対立・矛盾する事柄を統合することによって、高い次元の結論に至る思考方法のことです。

たとえば、「経済を発展させるべきだ」という意見と「環境を保護すべきだ」という意見が対立しているとします。このときに、「環境を保護しながら、経済を発展させる」という結論を導き出すことが弁証法的思考です。エコカーの導入は「環境を保護しながら、経済を発展させる」という考えに合致するものだったといえるでしょう。

二者択一だと選ばれなかった方は立つ瀬がありません。といって、対立するものをただ合わせただけではプラマイゼロで、本当の意味での問題解決にはつながりません。これを妥協といいます。そうではなく、両者を否定しない形で、より高い次元で新たな概念を創出すること(哲学用語でいう「止揚」)、そのような統合的発展を目指す思考方法が弁証法なのです。

 

 

 

 

2014年10月21日 (火)

ZONE

超一流のアスリートのみが体験する特殊な感覚を、スポーツ心理学の用語でZONE(ゾーン)といいます。

その状態に入ると、ものすごくいいパフォーマンスができてしまうという特別な時間。我々凡人には想像することしかできませんが、おそらくものすごく緊張する場面にもかかわらず、ものすごくリラックスできている状態を指すのではないでしょうか。いわば、「失敗したらどうしよう」的な余計な雑念から解き放たれた、超集中状態とでもいえばよいのでしょうか。

ZONEは没我状態、それそのものに夢中になっている状態と相通じるものがあるように思います。『論語』の「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」に通じるというか。

頭で考えなくても、無意識のうちにベストな選択をする。そんな瞬間を味わってみたいものです。

2014年10月20日 (月)

歴検1級受験を考えている方のために ~記述問題編~

今年の歴検の申込締切は10月20日。私は今年も1級を受けます。受験される皆さん、お互いに頑張りましょう。

歴検1級は、協会によれば、「学校での学習にとらわれない広い範囲から出題されます。出題形式も4肢択一問題をはじめ、記述・論述問題があります」とされていますが、具体的にどのくらいのレベルなのか知りたい方のために、日本史を例に示してみたいと思います。何かの参考になれば幸いです。

問 下線部(貨幣発行)に関して、後醍醐天皇が鋳造・発行を計画した貨幣の名称を、漢
 字4字で記せ。(2011年)

後醍醐天皇が鋳造・発行を計画したとされるのは乾坤通宝(けんこんつうほう)。実際に鋳造されることはなかったようですが、中世にあっては唯一の国家による通貨発行計画でした。

解答 乾坤通宝

類題を1つあげておきます。

問 下線部(中世国家は独自の貨幣の鋳造を行なわず)に関連して、結果として実現しな
 かったといわれているが、乾坤通宝と称する銭貨の発行計画を立てた人物はだれか。一
 つ選べ。(2008年 早大―国際教養)
 ア 源実朝 イ 北条泰時 ウ 後醍醐天皇 エ 足利尊氏 オ 足利義満

歴検の問題と兼ね合わせれば、ウが正解であることは明らかでしょう。

解答 ウ

今回紹介した問題もそうですが、1級では、比較的易しい記述問題であっても、最低1つは難問が出題されます。どこまで身に付けるべきか悩みどころですが、あまりにも些末な知識は追う必要がないと考えます。覚えるべきか否かの基準は、過去問や大学入試において複数回出題されたことがあるかどうかに置くとよいでしょう。

2014年10月19日 (日)

「所有=幸せ」か?

かつては「豊かな人生」の条件は「所有」であり、「所有=幸せ」だったかもしれません。高価な物をどれだけ持っているかがステータスの証となったのです。

今なおこうした価値観を引きずっている人たちはいます。バブルを経験した年配世代ほどそうでしょう。しかし、人は高価な物を持てば持つほど失うことを恐れ、「守り」に入ってしまうもの。心が休まる暇などないのではないでしょうか。少なくとも私は、できるだけ「身軽」でいたいと思います。

SNS等にブランド品や高級店での写真をアップする人たちがいますが、誰も見ていなければ、おそらくそうすることはないのでしょう。なぜなら、彼ら、彼女らは、機能性というよりは、自分のセンスや経済的余裕を誇示あるいは再確認するために消費を行っているからです。

「記号」としての物を所有しなければ表現できない個性など空しいだけです。それらに依存しない個性、独自性を発揮したいものです。

2014年10月18日 (土)

歴検1級受験を考えている方のために ~正誤問題編~

今年の歴検の申込締切は10月20日です。まだの方はお急ぎを。

歴検1級は、協会によれば、「学校での学習にとらわれない広い範囲から出題されます。出題形式も4肢択一問題をはじめ、記述・論述問題があります」とされていますが、具体的にどのくらいのレベルなのか知りたい方のために、日本史を例に示してみたいと思います。何かの参考になれば幸いです。

問 蒙古襲来(元寇)後の政治や社会の様子について述べた文として誤っているものを、 
 次の①~④のうちから一つ選べ。(2012年)
 ① 反北条氏勢力が摂家将軍の藤原頼嗣とつながっていることを察知した鎌倉幕府は、
  将軍を京都に送還する措置をとり、後嵯峨天皇の皇子である宗尊親王を迎え入れて皇
  族将軍とした。
 ② 守護がしだいに国衙に対する支配力を強めて地方行政官として大きな役割を果たす
  ようになるなかで、北条氏一門が全国の守護職の半数以上を独占する事態が生じ
  た。
 ③ 分割相続の継続による所領の細分化や貨幣経済の浸透による生活苦の進行といっ
  た事態に、蒙古襲来にともなう長期の軍事負担が重なり、御家人たちの窮乏が顕著に
  なっていった。
 ④ 永仁の徳政令は、流動化しつつあった御家人所領の固定化や裁判の迅速化などの
  内容を持つ法だったが、御家人所領の無償取戻しの部分だけが広く社会に受容され
  た。

誤った内容を述べている選択肢は1つもありません。しかし、正解は①です。誤りを含む選択肢がないのに、なぜ①が正解になるのでしょうか。それは、①だけが問題文が指定した時期(蒙古襲来(元寇)後)のことを述べたものではないからです。藤原頼嗣を京都に送還し、宗尊親王を迎え入れる措置がとられたのは元寇以前。5代執権北条時頼の時期です。

このようなワナのしかけ方を、私は「時期ズレ」の問題と呼んでいます。「時期ズレ」の問題は、センター試験をはじめ、大学入試でも頻出です。類題を1つ紹介します。

問 鎌倉時代の商品生産と商工業について述べた文として誤っているものを,次の①~
 ④のうちから一つ選べ。(2006年 センター本試)
 ① 瀬戸焼など陶器の生産が発展した。
 ② 灯油の原料となる荏胡麻が栽培された。
 ③ 長船長光らの刀鍛冶が活躍した。
 ④ 干鰯が肥料として広く売買された。

この問題も、誤った内容を述べている選択肢は1つもありません。しかし、もうお気づきでしょうが、④だけが鎌倉時代ではなく江戸時代のことを述べています。したがって、正解は④です。

5W1Hを意識するのは学習の基本ですが、歴史の場合、とりわけ「いつ」が重要であることは論を待ちません。あなた自身の中に、明確な「時間軸」をつくっておくことをお薦めします。

 

 

 

 

 

 

2014年10月17日 (金)

大学祝典序曲

私と同世代もしくは上の年代の方なら、ボス グリーンのCMで流れている音楽を聴くと、旺文社の大学受験ラジオ講座を思い出される方が多いのではないでしょうか。

私は90年代に受験生だった、ラ講最後の世代です。英語の伊藤和夫先生、現代文の出口汪先生、古文の国広功先生、日本史の菅野祐孝先生……、随分お世話になったものです。あの頃、地方出身者にとってラ講は貴重な存在でした。

2014年10月16日 (木)

「背伸び」のすすめ

小学5年生のとき、『アドルフに告ぐ』の単行本が学級文庫に並んでいました。『アドルフに告ぐ』は手塚治虫作品。『週刊文春』での連載を終え、単行本になったばかりでした。

このマンガは、第二次世界大戦前後のドイツにおけるナチス興亡の時代を背景に、「ヒトラーがユダヤ人の血を引く」という機密文書を巡って、2人のアドルフ少年の友情が巨大な歴史の流れに翻弄されていく様を描いた作品です。

もちろん、当時の私には全部が理解できたわけではありませんでしたが、それでも、それなりにおもしろく読んだものでした。

現在、『アドルフに告ぐ』は塾の本棚にもあるのですが、小学生はおろか中・高生でも借りていく人はいません。マンガにしては難しすぎるのかなぁ。少々わからないところがあっても、10代のうちは「背伸び」するくらいでちょうどいいと思うのですが。

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2014年10月15日 (水)

スランプ考

成績が下がるとすぐに「スランプだ」と言う人がいます。あるいは、口にしないまでも内心ではそう思って、自分を納得させている人がいます。しかし、多くの場合、それは勘違いです。

スランプというのは、偏差値70以上とか全国トップ10とか、それなりの実績を残した人が、努力し続けているにもかかわらず、伸び悩んでいる場合にはじめて口にできる言葉です。野球でたとえるなら、ダルビッシュ・イチロークラスの選手が「スランプ」と言うならわかりますが、1軍半・2軍の選手が言うべき言葉ではありません。もし口にしていたとしたら、それこそ笑われるだけです。

発展途上の段階にありながら、ちょっとつまずいただけで気軽に「スランプ」などと言ってはいけません。成績が伸びないのは単に基礎力が不足しているだけです。まずはやるべきことをきっちりこなしましょう。

どんなに優秀な人でも、成績の上下はあるものです。だから、目先の結果に一喜一憂しないこと。最終的に合格ラインを越えられればそれでいいのですから。

2014年10月14日 (火)

暗記の負担をいかに減らすか

単語・用語を覚えることなくして成績の向上は望めません。といって、すべてを暗記することなんて不可能です。我々にとってしんどいのは丸暗記。暗記自体を否定することはできませんが、丸暗記の量を減らすことならできます。

接頭語・接尾語の知識やカタカナ語、漢字、語源等を利用することです。「あぁ、そういうことだったのか!」と納得、理解できれば暗記の負担はグッと減ります。そういう意味で、雑学的な話をしてくれる先生の授業は、それだけで受ける価値があります。あるいは、マンガを読んだり、ドラマや映画を観たり、旅行をするのもいい。対象に興味が持てれば暗記の負担は激減します。

要は、いかにして単語・用語を身近に感じ、リアリティを持てるか。暗記に悩んでいる人はぜひ試してみてください。

暗記を否定したら、あらゆる学問は成り立たなくなります。しかし、すべてを丸暗記で処理しようとするのはどう考えても無理があります。それに、負担が大きい割には結果に結びつかない。それでは続きませんし、やめたら終わりなのです。すべてを覚えるのは不可能であるということを前提にして、どう問題解決を図っていくか。これこそが人間の知恵の見せ所であり、一関学習塾の根本的な考え方の1つでもあるのです。

2014年10月13日 (月)

模擬試験を実施しました

昨日、塾で中3生を対象とする2回目の模擬試験を実施しました。長丁場お疲れ様でした。

採点したところ、塾生が着実に力をつけていることがわかり、ほっとしました。しかし、最後まで決して気を抜くことなく、やるべきことを淡々とこなしていきましょう。まだまだ伸びる余地は十分あります。

なお、通塾生以外でも模試は受けることができます。希望される方はご連絡ください。対外模試を経験せずに入試本番を迎えることは、酸素ボンベを持たずにスキューバダイビングをするようなもの。ありえません。まだ受けたことのない方はぜひ。次回は12月14日(日)を予定しています。

2014年10月12日 (日)

Change the world

パキスタン人のマララ・ユスフザイさん(17)が史上最年少でノーベル平和賞を受賞しました。

マララさんはパキスタン北西部スワート渓谷でイスラム教徒として誕生。11歳頃からイギリスBBC放送のホームページでブログを書き始め、タリバン勢力による女子校破壊活動などを非難しました。ところが、そのために、12年10月、頭や首に銃撃を受け意識不明の重体に。その後、マララさんはイギリスに運ばれて治療を受け、奇跡的に意識を取り戻しました。彼女は意識回復後も女性や子供の教育機会の重要性を主張しています。

最後に、元日の記事でも引用した彼女の言葉を再び引用します。

One child, one teacher, one book and one pen can change the world.(1人の子供、1人の教師、1冊の本そして1本のペンが世界を変えるのです。)

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2014年10月11日 (土)

東京オリンピックの頃

50年前の1964年10月10日、東京オリンピックが開幕しました。

東京オリンピックは、日中戦争の影響で1940年大会の開催権を返上した日本が開いたアジア初のオリンピックでした。また、有色人種国家における初めてのオリンピックでもありました。歴史的には、第二次世界大戦の敗戦から急速な復活を遂げた日本が、再び国際社会の中心に復帰するシンボル的な意味を持つ大会でした。

60年代の日本は高度経済成長の真っ只中。64年の東京オリンピックに続き、70年には大阪万博を開催するのでした。

この頃の日本は階段を駆け上っていく時期。学園紛争等を含め、若々しいエネルギーに満ちた、人でいうなら青年期にあったといえるでしょう。

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2014年10月10日 (金)

体調管理も受験勉強の一環

一関では、昼と夜の寒暖の差が激しい日々が続いています。

周りが必死に頑張っているときに戦線離脱してしまうのは痛すぎる。これからは体調管理も大切な仕事です。

受験生の皆さん、気を緩めず、風邪などひかないよう十分に気をつけてください。

2014年10月 9日 (木)

近年の西武ライオンズについて

私は子どものころから西武ライオンズのファンです。しかし、近年のライオンズには何か違和感のようなものを感じています。

西武というチームは、「何だかわからないけど勢いで勝ってしまった」というようなチームではありませんでした。黒江ヘッドコーチの辞任以来、西武本来の、隙のない緻密な野球から遠ざかっていっているように思えてなりません。

また、強いチームほど、暗黙のルールがきっちりしているもの。首脳陣が口にせずとも、ズボンの裾を引きずるようなユニフォームの着こなしや、長髪や茶髪、ヒゲやピアスをしている選手など見当たらないのが普通です。プロ野球の選手には、少年野球をしている子どもたちの手本となる役割もあるのですから。

黄金期の西武が当然のように持っていた美点が失われてきたと感じるのは、私だけでしょうか。ライオンズが優勝からしばらく遠ざかっているのは、これらのことと無関係であるとは思えません。

単に強いだけでなく、他球団から目標とされていた、あの西武ライオンズの復活を望みます。

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2014年10月 8日 (水)

世界を変えた青い光

省エネで長寿命、環境にも優しいとされる青色発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇・名城大終身教授(85)、天野浩・名古屋大教授(54)、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)のノーベル物理学賞受賞が決まりました。  

日本人のノーベル賞受賞は、2012年の医学生理学賞の山中伸弥京都大教授以来2年ぶりの快挙。これで日本人のノーベル賞受賞者は22人、物理学賞受賞は10人となり、日本物理学の高い実力を示しました。

受賞者の皆様、本当におめでとうございます。

2014年10月 7日 (火)

速読考

本を速く読みたい。日々洪水のように出版されている膨大な数の書籍を次々に読みこなし、それらの情報を効率的に身に付けてゆくことができるなら、さぞやいいにちがいない。多くの人はそう考えます。

巷には速読法なるものが存在する。それを試してみたくなる気持ちはよくわかります。実際、それで読むスピードが上がるということもあるのかもしれません。しかし、それは一時的な情報処理であって、豊かな読書とは縁遠いものなのではないでしょうか。

速読というのは、精読の積み重ねによって結果として身に付くものであって、誰にでもあてはまるような一般的な方法論は存在しない、というのが私の立場です。

内容の軽いエンタメ本の類は特に何もしなくても苦もなく読めるからよいとして、ある程度手応えのある本を速く読めるようにするには、自分の知的バックボーンを広く、深くしていくことしかないのではないか。また、それでこそ、読書は人間形成にも寄与する行為にもなるのではないか。

現代社会に生きる私たちは、「できるだけ速く、できるだけ大量に」という、一種の強迫観念にとらわれているように思います。本くらい、じっくり時間をかけて読んだっていいのではないでしょうか。

2014年10月 6日 (月)

アレンジしすぎ問題

飽きているのか、独創性を示したいのかわからないけど、原曲通り歌ってください。歌手の皆さん。

アレンジを加えられても、ちっとも良いと思いません。

2014年10月 5日 (日)

悪しき伝統

4日の楽天―オリックス戦は異様な雰囲気に包まれました。打率.331で首位打者をキープしている糸井嘉男をわずか5厘差で追う銀次が、「1番・一塁」で起用されましたが、5打席連続敬遠。「勝負しろ!」「逃げるな!」。飛び交う罵声は、ヒーローインタビューの間まで続きました。

シーズン終盤に見られる日本プロ野球の風物詩的光景。「自軍の選手にタイトルを獲らせたい」という気持ちはわからなくもないですが、正直言ってあまり気持ちのいいものではありません。

この悪しき伝統を打ち破るためには、消化試合自体をなくしてしまうことです。それが無理なら、他の追随を許さないぶっちぎりの成績を残すこと。願わくば、このような醜い敬遠はもう見たくないものです。

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2014年10月 4日 (土)

「いつかやる」は「永遠にやらない」と同義語

「いつかやる」は「永遠にやらない」とほぼ同義語です。

「いつか」と言ってる暇があったら、今この瞬間から始めましょう。

そして、一旦始めたら、毎日少しずつでもいいから続けること。

「すぐに始める」ことと「続ける」こと。この二つを実行できれば、数年後のあなたの未来は劇的に変わっていることでしょう。

2014年10月 3日 (金)

帰り際でわかる

私が何も言わなくても、消しカスを集めごみ箱に捨ててから帰る生徒。

良い家庭で育ったんだなぁとわかる瞬間。

2014年10月 2日 (木)

日本史と文学 ~近現代~

「文学・歴史」と並べて言うこともあるように、歴史と文学は相性の良いものです。

たとえば、今年の獨協大学経済学部日本史で、次のような問題が出題されました。

問 下線部(鹿ヶ谷の陰謀)に関連して、平氏打倒の企てを立てたとして、事件後、鬼界ヶ
 島に流されたとされる人物は、後年、菊池寛や芥川龍之介らの小説の題材となってい
  る。この人物は誰か、正しいものを選びなさい。
 ア 西光  イ 俊寛  ウ 藤原成親  エ 源行綱

用語集まで読み込んでいる人でもない限り、日本史の知識だけでこの問題に正解するのは難しいと思います。というのは、選択肢の人物は皆、鹿ヶ谷の陰謀に関係する人物だからです(一昨年の大河ドラマ『平清盛』でも描かれました)。

文学史上有名な作家の作品はできる限り押さえておきたいものです。読書好きの方なら趣味と実益を兼ねますよ。

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2014年10月 1日 (水)

日本史と文学 ~前近代~

「文学・歴史」と並べて言うこともあるように、歴史と文学は相性の良いものです。

たとえば、今年の早稲田大学国際教養学部日本史で、次のような問題が出題されました。

問 下線部(『万葉集』)に含まれない歌はどれか。1つ選び該当記号をマークせよ。
 ア 世間を憂しとやさしと思へども 飛び立ちかねつ鳥にしあらねば
 イ 百伝ふ磐余の池に鳴く鴨を 今日のみ見てや雲隠りなむ
 ウ 大君は神にしあらねば天雲の 雷の上に盧せるかも
 エ 天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも
 オ 春の野に霞たなびきうら悲し この夕かげにうぐひす鳴くも

百人一首でよく遊んだ人なら易しかったかもしれませんが、正直言ってこの問題は難問の部類に入ります。正解できれば素晴らしいですが、正解できなくても合否には影響がなかったと思われます。ちなみに、阿倍仲麻呂は奈良時代の人ですが、その歌であるエは『古今和歌集』に含まれます。

解答 エ

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ところで、同年、法学部では次のような問題が出題されました。

問 空欄には、717年に留学生として唐に渡り、李白などとも交流した遣唐使である阿倍仲
 麻呂の唐名が入る。漢字2字で記入しなさい。

はっきり言ってこれも難問の部類です。しかし、こちらは私立特有の難問というわけではなく、首都大学東京でも類題が出題されたことがあります。ですから、難関私大を目指す方でなくとも、覚えられるなら覚えておいて損はないでしょう。

解答 朝衡

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