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2014年9月21日 (日)

近代的世界観へのアンチテーゼ

本日9月21日は、宮沢賢治の忌日です。

賢治作品においては、何の不思議もなく自明のことのように、動・植物が口をききます。それは、彼の作品の中に、ある意味仏教的世界とも共通する、「生きとし生けるものはみな兄弟であり、力を合わせ、幸福になることへの願い」が込められているからではないでしょうか。

賢治の作品を読んでいると、自然と人間が一つになって生きることの素晴らしさを感じることができます。物質欲を満たすことだけが人間の幸せではないことを教えてくれます。

賢治は小説を書けなかったのではありません。彼は自己の世界観の必然から童話という形式を選び取ったのです。

人間が、動・植物をはじめとする自然といかに親愛関係を築いていくか。彼の作品が、近代的世界観にどっぷりつかった我々に問いかけてくるものは大きいと言わざるを得ません。

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