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2014年6月12日 (木)

ワールドカップ考

現代は、交通や通信技術の発達により、ボーダレス社会となっています。このような時代に、ワールドカップのような国別対抗戦をする意味はあるのでしょうか。大いにある、というのが私の考えです。

サッカーには、その国の歴史や文化、あるいは国民性といったものが否応なく反映されます。サッカーの起源、モッブ・フットボール(暴徒のフットボール)を生んだイングランドは、伝統的に肉弾戦を得意とし、フーリガンの本場でもあります。多くの優れた芸術家を生んだフランスは、華麗なパスワークを身上とするシャンパンサッカーを展開します。工業国ドイツは、機械のように正確で速いプレーを得意とします。ブラジルは、まるでカーニバルに参加しているかのように陽気で攻撃的なサッカーを行い、見ている者まで楽しくさせます。野生の王国アフリカのサッカーは、人間離れした身体能力を見せつけます。そして、日本のサッカーは、「ムラ」社会を反映し、突出したプレーヤーがいないなか、チームワークで勝利をものにします。

国境のない時代だからこそ、国別対抗戦なのです。もちろん勝つに越したことはありませんが、それよりも大事なのは、他の国々への理解を深めるとともに、改めて自分が何人であるかを確認し、どういう国に住んでいるのかを認識すること。

もうすぐワールドカップが始まります。

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