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2014年2月12日 (水)

菜の花忌に

2月12日は、作家の司馬遼太郎さんの忌日、菜の花忌です。

氏の歴史小説の特徴は色々挙げられるでしょうが、一言でいえば人物中心主義ということになろうかと思います。

たとえ実証性の高さを売り物にしていたとしても、小説のような創作物は史書とはいえません。史料を解析し、客観的な事実を積み重ねていく。それが歴史学なのです。しかし、そのような地味な作業が重要なのはあくまでも歴史学にとってであって、専門外の人にはあまり関係がありません。むしろ、そういう方向に走れば走るほど歴史ファンは減っていくのではないでしょうか。

専門外の人や初心者に歴史に興味を持ってもらうには、人物中心主義が最適です。娯楽としてもそうですが、歴史の入り口としても歴史小説は優れています。本物の歴史と混同さえしなければ、多くの方々に歴史小説を楽しんでもらいたいと思うのです。

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