« アンパンマンたいそう | トップページ | 文化相対主義とは »

2014年1月23日 (木)

アナトール・フランスを越えて

大衆に対しては、いかにしてとか、どんな具合にとか言ってはならない。ただ、「そうだ」、あるいは「そうではない」と言わなければならない。

フランスの作家、アナトール・フランスのこの言葉を聞いて、小泉純一郎元首相の政治手法を思い浮かべるのは私だけではないでしょう。小泉氏は、選挙の争点を二者択一に落とし込む名手です。かつての衆議院選挙では「郵政民営化に賛成か、反対か」で、今回の東京都知事選では「原発ゼロに賛成か、反対か」といった具合に。

たしかに原発問題は重要ですし、私も原発再稼働にはもちろん反対です。しかし、あまりにも単純化するのはどうかという気がしないでもありません。

断言口調はわかりやすいし、心地いいものです。大きな方向性を示すのが政治家の役割。それもその通りでしょう。しかし、最も大切なのは、「どのようにして実現するか」という具体策の論議。我々はそこにこそ注目すべきです。

« アンパンマンたいそう | トップページ | 文化相対主義とは »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アナトール・フランスを越えて:

« アンパンマンたいそう | トップページ | 文化相対主義とは »