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2013年6月

2013年6月30日 (日)

論理を使いこなす ―②反対関係―

昨日は、論理のうち、イコール関係を取り上げました。今日は、反対関係を取り上げます。

新しいメディアとしてのインターネットは、今まで特定の発信者から情報を一方的に受けていた個々人の立場をどのように革新したか、答えなさい。(同志社高校)

インターネットのことがある程度わかっていればこの問題は難しくないわけですが、仮にネットを利用したことがなかったとしても、答えは出せるようになっています。

問題文の中に「革新」という言葉がありますよね。この言葉は、ご承知の通り、「今までのあり方を変える」という意味です。これに注目すれば、今までは「特定の発信者から情報を一方的に受けていた」わけですから、これと反対のことを書けばいいということがわかります。

解答 不特定多数の人々の情報のやりとりを可能にした。

「こんなの知らない!」「習っていない!」と言う前に問題をよく読みましょう。難問に思えても、解決の糸口が見つかる場合が結構ありますよ。

2013年6月29日 (土)

論理を使いこなす ―①イコール関係―

以前、論理に関する記事を書いたことがあります。

論理が使いこなせると、自分の答えに確信が持てるようになります。先の予測、部分の推測ができるようになります。持てる知識を最大限に活かせるようになり、必要以上の大量暗記から解放されます。

今回から3回にわたって、高校の入試問題を題材に、論理を使いこなすとはどういうことなのか、考えてみたいと思います。

次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。(島根改)

今日、銀杏並木の美しい黄葉を見ました。
重なり合った銀杏の葉がじつにさまざまに異なった微妙な色合いを映して、日の光の中に揺れていて、その黄葉の見事さは思わず息を呑むほどでしたが、【 1 】はそのさまざまに違う色合いを認識していても、さて、【 2 】でその黄の織りなす美しいさまざまな黄色をどれだけ言いあらわせるだろうと考えると、難しいのです。

問 【 1 】と【 2 】に入る言葉の組み合わせとして適切なものを次から1つ選び、記号で
 答えなさい。
 ア 1 耳  2 音楽    イ 1 感覚  2 絵画
 ウ 1 頭  2 心      エ  1  目  2 ことば

本文を読めば、【 1 】は色合いを認識するもの、【 2 】は言いあらわすものであることがわかります。したがって、正解はエ。迷う余地はないのではないでしょうか。

このように、言い換えや具体化など、イコール関係に注目すれば解決が図れる問題は多いものです。

 
 
 

2013年6月28日 (金)

努力について

努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力とは呼べない。

これは世界のホームラン王、王貞治氏の言葉です。その姿勢は見倣いたいですし、感動的な言葉ではありますが、私が努力したからといってジャニーズ事務所に入れるか、オリンピック選手になれるか、といったら、それは不可能でしょう。

残念ながら、努力だけではどうにもならない世界があります。しかし、ずば抜けた天性に恵まれていなくても、自分の努力次第で何とでもなる世界があります。それが勉強の世界です。

いや、「自分はすごく勉強を頑張っている。なのに、成績が上がらないんだ!」と言いたい人がいるかもしれませんね。もしあなたが本当に一生懸命頑張っているにもかかわらず結果が伴っていないのだとすれば、それは努力の方向性が間違っている可能性が高いです。たとえば、登山をする際、わけもわからずとにかく登り始めたのでは疲れるばっかりで、途中で遭難してしまう危険性すらありますよね。努力には量だけでなく、方向性という面もあるということを忘れてはいけないと思います。

少なくとも勉強に関する限り、正しい方向性で、十分な量を伴ってなされた努力は決してあなたを裏切りません。勉強を通じて上達のコツが身に付けられれば、新たな世界でも自信を持って、何事にも粘り強くチャレンジしていけるようになるでしょう。

学力がすべてではありませんが、学力だって立派な「生きる力」です。

2013年6月27日 (木)

通常授業・夏期講習のお知らせ

130627_133434_4一関学習塾では、通常授業及び夏期講習の案内を配布しています。

6月30日(日)と7月5日(金)の朝刊(岩手日日)にも折り込まれますが、すべての地域に入るわけではありません。興味のある方がいらっしゃいましたら、塾前にも置いてありますのでお持ちいただくか、塾に直接お問い合わせください。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

2013年6月26日 (水)

猪木・アリ戦

20080618inozkivsari_21976年6月26日、日本武道館で、アントニオ猪木対モハメド・アリの試合が行われました。ほとんどのプロレス技が反則になるというがんじがらめのルールの中、猪木は試合のほとんどを寝そべって戦いました。そのため、この試合は「世紀の凡戦」と酷評されましたが、格闘技の知識が普及した今日では、当時とは逆に評価が高まっています。

引退の際、猪木は、宗教家の清沢哲夫氏の詩を改作した「道」という詩を詠みました。

この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし
踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる
迷わず行けよ、行けばわかるさ

一方、アリにも、ハーバード大学の学生を前に詠んだ世界で最も短い詩があります。

Me,We(私、私たち)

どちらも含蓄がありますね。

2013年6月25日 (火)

天覧試合

この試合はすごい試合でした。ON初のアベックホームラン。サヨナラホームランで生まれた阪神・村山と巨人・長嶋の因縁。この試合を機に、プロ野球が国民的スポーツになったといっても過言ではないでしょう。

それにしても、天皇陛下は、立場上、どちらかに肩入れするわけにもいかず、さぞおつらかったことでしょう。応援する相手のいないスポーツ観戦はあまりおもしろいとは思えないからです。

2013年6月24日 (月)

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。

この言葉は野村克也氏の名言として知られていますが、氏の創作というわけではなく、松浦静山の剣術書『剣談』の中にある言葉です。

勝つときというのは、相手のミスなど幸運な偶然が重なることがあります。しかし、負けに偶然はありません。いわば、負けるべくして負けているのです。

情報不足、慢心、行動に移すべきタイミングを失した等々。負けから学べる人は、その分確実に勝利に近づくことができます。

敗因には勝因以上に普遍性があることはたしかです。『不合格体験記』を出した方が、既成の『合格体験記』よりも役に立つのではないかと思うのは私だけでしょうか?

2013年6月23日 (日)

富士山

国連教育科学文化機関(UNESCO)第37回世界遺産委員会は22日、日本政府が推薦した富士山を世界文化遺産に登録することを決めました。これで、日本の世界遺産は、2011年に登録された小笠原諸島(東京都、自然遺産)と同年の平泉(岩手県、文化遺産)に続き17件目となりました。

私の住む一関の隣町平泉が世界遺産に登録されたとき、観光客がドッと増えたことを覚えています。今後、富士山にも、これまで以上に大勢の登山者や観光客が訪れることでしょう。

富士山にはごみ問題などで世界自然遺産の推薦候補から外れた経緯があります。「観光収益増加のためだけの世界遺産登録」と言われないように、景観保全を強く望みます。

Fuji167

2013年6月22日 (土)

サッカーの申し子

6月22日は、1986年のメキシコワールドカップ準々決勝で、アルゼンチンがディエゴ・マラドーナの5人抜きゴールでイングランドを破った日です。この大会でアルゼンチンは優勝。「マラドーナのための大会」と呼ばれました。

1974年の西ドイツワールドカップでお披露目され、未来のサッカーといわれたオランダのトータルフットボール以来、世界のサッカーは「組織」の時代に突入しました。「個人」技だけでは勝敗が決まらなくなったのです。そこに登場したのがマラドーナでした。

マラドーナは「個人の力は組織の前では無力である」というサッカーの常識を覆し、サッカー時計を逆行してみせました。ジーコ、プラティニなど、同時代にも素晴らしい選手はたくさんいましたが、こんなことができたのはマラドーナだけです。

紛れもなく彼はサッカーの神に最も愛されていました。

2013年6月21日 (金)

帝王の妻

ゴルフ界の帝王ジャック・二クラウスが不振のとき、妻のバーバラはこう声をかけ、復調を助けました。

「あなた、左の肩をもう少し上げるとステキよ」

我々は人に助言をするとき、つい「ここがダメだ」「あそこがダメだ」と言ってしまいがちです。否定的なことを言われると、わかっていたとしても受け入れがたいもの。二クラウスの輝かしい実績の陰には奥さんの力があったと言わざるを得ません。

バーバラさんのようにうまくできるかわかりませんが、私も生徒へアドバイスをする際には、できるだけ前向き、肯定的な言葉をかけたい、そう思います。

2013年6月20日 (木)

古文は深入りしてはいけない

古文は配点が低い割には準備が大変な科目です。入試で高得点を狙うとなると相当の勉強時間を割かなければなりませんが、どう考えてもそれは得策ではありません。入試は古文だけではないのですから。「古文は6・7割の合格点が取れればそれでよい」くらいの気持ちで臨むべきです。

本文をノートに書き写して品詞分解したり、全訳をするといった勉強をしていくとドツボにはまる恐れがあります。他の科目に余裕があるならかまいませんが、そのような人は稀ではないでしょうか。

全訳は必要ないといいましたが、入試で6・7割取るためには、やはり全く読めない状態では話になりません。最低限知っておくべき単語・文法・古文常識というものがあります。それらは押さえておきましょう。ある程度基礎が固まったら、あとは、全訳つきの、解説の詳しい問題集を使って、根拠の出方などを確認しながら読み込み・復習に徹するのです。その際、当面の正解・不正解は気にしないこと。それよりも、たまたま正解しただけなのに、正解したという理由だけで復習を怠ってしまうことの方が問題です。

受験生にとっての本番は入試以外にありません。要は、そこで合格点が取れさえすればよいのです。このように割り切って、本番直前まで復習中心主義で進め、入試古文に自分を慣らしてしまいましょう。

2013年6月19日 (水)

太宰の文体

Ph_008_01今日6月19日は太宰治の命日、桜桃忌です。

文体は作家の個性そのものですが、太宰治ほどユニークな文体を持つ作家はいません。

幼い頃繰り返し聞いた津軽弁の昔話。父親が歌舞伎小屋を持っていたため、耳にタコができるほど聞いた芝居のセリフ。高校時代に習っていた浄瑠璃。そして一時凝った落語。このような口承文芸の影響が太宰の文章からは色濃く感じられます。だからこそ、その作品を読むと、まるで彼自身の秘密を自分だけに打ち明けられているような気がして、惹きつけられてしまうのでしょう。

子供より親が大事、と思いたい。子供のために、などと古風な道学者みたいな事を殊勝らしく考えてみても、何、子供よりも、その親のほうが弱いのだ。少くとも、私の家庭に於いては、そうである。まさか、自分が老人になってから、子供に助けられ、世話になろうなどという図々しい虫のよい下心は、まったく持ち合わせてはいないけれども、この親は、その家庭に於いて、常に子供たちのご機嫌ばかり伺っている。(『桜桃』)

2013年6月18日 (火)

モースと進化論

1877年6月18日、大森貝塚を発見したアメリカの動物学者モースが来日しています。20日、モースは汽車で横浜から新橋に向かう途中に貝殻が堆積しているのを発見し、まもなく調査が始まります。これが日本で初めての科学的な発掘調査で、日本考古学の出発点となりました。

モースが大森貝塚の発見者であることは有名ですが、実は進化論を日本に紹介した人物でもあります。

日本史に英文史料問題を出題することで知られる早稲田大学国際教養学部は、2012年、モースの主著『日本その日その日』を題材に、こんな問題を出しています。

問 本史料の著者は、滞日期間中に、その後の日本社会にも影響を与える理論を、初め
   て体系的に日本に伝える講演を行ったと記録している。その理論とは何か。1つ選べ。
   ア  evolution  theory    イ theory  of  relaively  ウ uncertainly  principle
   エ social  contract  オ creationism

英語で講義が行われるという国際教養学部志望者なら、アが進化論を意味することは容易にわかるはずです。が、それがわかっても、モースが進化論を日本に紹介した人物だということを知らなければアを選ぶことはできません。早稲田の国際教養学部はこの問題で、日本史の力と英語の力の双方を試してきているのです。        

2013年6月17日 (月)

ワールドカップ優勝への道

コンフェデレーションズカップがブラジルで開幕しました。

コンフェデレーションズカップとは、国際サッカー連盟(FIFA)が主催する、各大陸王者によって争われるサッカーの国際大会で、プレワールドカップの意味合いもある大会です。

1次リーグA組の日本は、3連覇を狙う開催国ブラジルと対戦。0対3で完敗しました。試合後、長友選手は、「中学生とプロのレベル。これが世界のトップの力だと感じた」と語りました。やはり、世界のサッカーは甘くないということなのでしょう。

ワールドカップ優勝を口に出し、それを目指すことは悪いことではありません。しかし、本当にそこにたどり着くためには、「ドーハの悲劇」に匹敵する悔しさをいくつも乗り越えなければならないと思います。世界中で「悲劇」を最も多く味わっているのは、ワールドカップを何度も本気で狙い、実際に優勝したことのある国々です。

ワールドカップを制覇するというのは並大抵のことではありません。あらゆる事態に冷静に対処できるだけの知性、人間力、協会の万全なサポート、国際大会での悔しい経験、それを記憶として共有(自分が生まれる以前のものも含めて)している国民。こうしたものがそろったとき、日本は真にワールドカップ優勝を狙えるチームになるでしょう。

2013年6月16日 (日)

中総体

今日、一関運動公園に中総体を見に行ってきました。

選手としても監督としても関わったことのある中総体。見ながら、色々なことを思い出してしまいました。

選手の皆さん、精一杯プレーできましたか?

ご家族の皆さん、応援お疲れ様でした!

2013年6月15日 (土)

怪童・尾崎を覚えていますか?

2013y06m14d_035340548_2プロ野球の東映、日拓(現日本ハム)で投手として活躍し、「怪童」の異名をとった尾崎行雄さんが13日、肺がんのためお亡くなりになりました。68歳でした。

そのデビューは鮮烈でした。昭和37年4月8日神宮球場、対大毎オリオンズ戦。3対3のまま突入した延長10回表、東映・水原茂監督は3人目の投手を自ら呼び、こう言いました。「チビ、出番や」

指名されたのは尾崎行雄。前年夏の甲子園を制し、浪商を中退して入ったばかりの、まだ17歳の少年です。

並の新人では耐えられそうもない緊迫した場面。しかし、尾崎は燃えていました。相手チームの4番・山内一弘が「尾崎の球がいくら速いといっても高校出の坊やだろう。たいしたことないよ」と言っていたのを、スポーツ新聞で読んでいたからです。「オレの速球がたいしたことないかどうか、勝負や!」

尾崎はオールストレートで、2番・葛城をピッチャーゴロ、3番・榎本を空振り三振、4番・山内を見逃しの三振に切って取り、勝利投手にも輝きます。この年20勝で新人王。東映初優勝、日本一に大きく貢献しました。

肩の故障により尾崎のプロとしての活躍時期は短いものでした。しかし、「ボールがうなりをあげて襲ってくる」とか「速すぎて途中でボールが消える」といわれた速球投手はプロ野球史上でもそう多くはいません。尾崎行雄は肩の故障とひきかえに、伝説になったのです。

2013年6月14日 (金)

一問一答集とのつき合い方

社会科系の科目を一問一答集を使って勉強している人は多いと思います。もちろん、一問一答集を使うことは悪いことではありません。しかし、それに大きく依存したやり方は避けるべきです。

理由は二つあります。一つは、社会科系の科目というのは、同じ答えを求めるのでも様々な問い方ができるということ。だから、一問一答集ばかりやっていると、少しひねられただけで途端に答えられなくなるおそれがあります。もう一つの理由は、「江戸幕府を開いたのはだれか」といった一問一答式の問題は、実際の入試ではあまり出題されないということです。それよりも、資料(または史料)を読み取る問題だとか正誤問題、記述・論述問題の方が大きな割合を占めているのです。

一問一答集は、覚えるべき用語が何であるのかを知ったり、知識が定着しているかどうかのチェックに使うのがベスト。その上で、過去問や実際の入試問題からなる問題集に数多く取り組みましょう。

一問一答は、「実戦前のウォーミングアップ」というのが正しい位置づけです。野球にたとえていえば、バッテイングピッチャーが投げる打ちやすい球を打っている状態にすぎません。それはそれで大切ですが、最終的には、本物のピッチャーが投げる生きた球を打てなければ仕方がありませんよね。

このことさえ忘れなければ、特に社会が苦手な人には一問一答集は大きな助けとなるでしょう。

2013年6月13日 (木)

ひらめきの正体

「数学ではひらめきが大事だ」とよくいわれます。

ひらめきというと、何もないところから突然思いつくことのように思われがちですが、そうではありません。人間は神ではないのですから、無から有を生み出すことなどできません。ひらめきとは、脳のどこかに蓄積された経験、知識が状況に応じて的確に発信されることをいうのです。つまり、たくさんの経験、知識を蓄え、頭の中の引き出しに収めているからこそ、ひらめきが導き出されるのです。

「すぐに役立つかどうか」ということを抜きにして、「知らないよりは知っていた方がよい」という姿勢で知識を吸収しようとしている人は、たとえ今できなかったとしても、今後大きく伸びる可能性が高い。これは、何も数学だけに限った話ではないと思います。

2013年6月12日 (水)

日本刀

今の一関市舞草(もくさ)地区付近を仕事場にしていた刀工たちが作った刀を舞草刀といいます。舞草刀は、平安時代末期以降に完成した日本刀の源流だと考えられています。日本刀の反りは、東北の蝦夷が使用した蕨手刀から生まれたといわれており、この蕨手刀制作の技を受け継いで、日本刀が完成される頃に活躍したのが舞草刀工たちだったからです。

開国後、日本の文化が世界に紹介され始めてから、西洋人が驚嘆したものに、浮世絵の技法と、この刀の技法があります。

浮世絵がゴッホなどヨーロッパ印象派の画家たちに大きな影響を与えたことは有名ですが、刀の方はそうはいきませんでした。西洋の科学力をもってしても、ついに同じものを作ることはできなかったのです。

日本刀には、鉄を扱うようになって以来の日本人の知恵が、西洋科学ではなし得ないほどの技術を生んで結集しているのです。

Tachikunihira

2013年6月11日 (火)

合格者と不合格者を分けるもの

どんな試験でも、入試では満点を取る必要はありません。合格点が取れればよいのです。ですから、自分の志望校の合格ラインがどのくらいかを調べ、それを超えることだけを目指しましょう。

合格者と不合格者を分けるものとは、一体何でしょうか。それは、決して難問が解けたかどうかではありません。取るべき問題で、どれだけ取りこぼしを少なくできたか。それで合否が決まります。取るべき問題とは、基本・標準問題のことです。

本番での時間は点を取るためだけに使いましょう。時間をかけるなら正解しなければなりません。逆に、正解できそうもないのなら時間をかけるべきではない。

問題を見て、「これは解けそう」「これはパス」と判断しながら、点を取れる問題だけに時間を使う。その上で合格点をクリアーする。それには練習が必要です。

今の時期はまだ時間は気にしなくてよいですが、基本がある程度固まった秋以降は、時間を計って解くともに、解かない問題を見極める練習も行うようにしましょう。

2013年6月10日 (月)

キング

2013060900000034mai0005view昨日、国立競技場でJリーグ選抜とイタリア選抜のOB戦が行われ、唯一の現役選手として出場したカズがゴールを挙げるなど2対2の引き分けに終わりました。

日本サッカー界のパイオニアであり、46歳となった今も現役を続けていられる三浦知良選手は本当にすごいし、カッコ良いと思います。技術や体力はまねできないにしても、2014年のブラジルワールドカップ出場も狙っているという、その情熱、メンタルの強さは見倣いたいものです。

カズに関して好きな話があります。高校を中退してブラジルに行くと言うと、当時の高校の監督から「100%とは言わないが、99%無理だ」と言われます。そのとき、カズはこう返しました。

「1%あるんですね? じゃあその1%を信じます」

2013年6月 9日 (日)

AKB考

第5回AKB48選抜総選挙は、指原莉乃が初の1位を獲得して幕を閉じました。

他の方はどうかわかりませんが、私が思うAKBの魅力とは、一言でいえば、「前座」の魅力に尽きます。

前座にたとえたのは、AKBが劇場からスタートし、今も劇場に出続けていること、恋愛禁止など制約事項があることもありますが、もっと大きい理由があります。それは、彼女たちにとって「AKBは夢をかなえるステップであってゴールではない」ということです。

前座とは、みんなが何者かになろうとしているが、まだ何者でもない状態。誰にも無限の可能性があるが、そこにいる人たち全員が夢をかなえられる保証はない。それが前座です。そこには独特の存在感があります。

AKBは大きくなりました。それにつれて、AKBに入ること自体が目的になってきている感がなくもありません。今回は新しい世代の台頭も見られました。これから、これまでとは異なるAKBが始まるのかもしれません。

2013年6月 8日 (土)

漢文はおいしい!

国語の中で最も攻略しやすいのが漢文です。なぜなら覚えることが少なく、問題も比較的易しいからです。

まず、 『漢文早覚え速答法』等を使って、重要句形、重要漢字をマスターしましょう。そのあとで、志望校に応じて問題集や赤本で20~30問も解けば、それで十分入試で戦えるレベルになります。

漢文は3か月もあれば仕上げられます。人によっては3か月もいらないかもしれません。センター試験では、古文よりも漢文で稼ぐようにしましょう。

2013年6月 7日 (金)

ヤンキー・クリッパー

最近のダイドーブレンドコーヒーのCMで、アメリカの文豪アーネスト・ヘミングウェイの姿を目にします。

ヘミングウェイの晩年の代表作といえば『老人と海』。逆境にあっても常に勇気を失わぬ人物を力強く描いた海洋小説です。老人サンチャゴを支える心のヒーローがジョー・ディマジオでした。

大リーグ13年の通算成績は打率3割2分5厘、361ホーマー、1537打点。素晴らしい記録ですが、ディマジオの真価は残した数字よりも、プレー自体が生み出した鮮烈さ、優雅さ、勇気などにあったといいます。

ディマジオは1941年に56試合連続ヒットという不滅の記録を残しますが、それ以上に語られるのが1949年のシーズンです。ディマジオは右足かかとの軟骨を損傷。シーズンの約半分の欠場を余儀なくされるのですが、残り76試合で打率3割4分6厘、14ホーマー、67打点と爆発。見事な復活を果たすのです。苦痛に弱音を吐かないヒーロー像を裏切らない活躍でした。

「大ディマジオはかかとに軟骨ができたのに、それをこらえて勝負を最後までやり抜く男だ。おれだって負けられない」(『老人と海』)

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2013年6月 6日 (木)

テッド・ウィリアムズをめぐって

Img_546027_10537787_05日、ヤンキースのイチロー選手は本拠地でのインディアンス戦に7回から途中出場。1安打を放ってメジャー通算2655安打とし、メジャー最後の4割打者で「打撃の神様」と称されるテッド・ウィリアムズ氏の記録を抜いて、安打数で歴代単独72位となりました。

テッド・ウィリアムズに関して、プロの壁にぶつかっていた野村克也氏がウィリアムズの『打撃論』を読んでバッテイングに開眼したという有名なエピソードがあります。

「投手は捕手のサインを見終わって振りかぶるときには、直球を投げるか、変化球を投げるか100%決めているはずだ。そこに小さな変化が出てくる。それで私は投手が投げてくる球種が80パーセント以上分かる」

この一節を目にした野村氏は、「小さな変化とは、癖のことかもしれない」とひらめき、癖を研究して相手投手を攻略。昭和40年には、ウィリアムズ同様、三冠王に輝くのです。

天性だけでは一流選手にはなれません。たとえなれたとしても方法論がないから、指導者としては成功できないでしょう。天才といわれるイチローも、「ぼくは天才ではありません。なぜかというと自分がどうしてヒットを打てるかを説明できるからです」と語っています。

2013年6月 5日 (水)

予選

4日、サッカー日本代表が1対1でオーストラリアと引き分け、最終戦を待たずにブラジルワールドカップの出場を決めました。ホームでのW杯切符獲得は初めて。これで日本は5大会連続5度目の出場となります。

試合はオーストラリアに先制を許したものの、試合終了間際に相手のハンドからPKを獲得。これを本田圭佑選手がきっちり決めて、引き分けに持ち込むという展開でした。

予選は内容よりも結果が大事。それはわかっていてもなかなか思い通りにはいかないものですが、日本代表は、見事、世界最速でW杯の予選突破を決めてくれました。「ワールドカップに出て当たり前」という雰囲気が漂っていますが、ワールドカップに出るのは簡単なことではありません。強豪国でさえ予選突破に苦労し、実際に足元をすくわれることさえあるのですから。

日本代表は本当に強くなりました。代表が低迷していた時代からサッカーを見ていた者からすれば、非常に感慨深いものがあります。本大会でも活躍を祈ります!!

2013年6月 4日 (火)

虫捕り

Mig今時の小学生は虫捕りなどしないんでしょうか。一関でも、少なくとも私の近所では、虫捕り網や虫かごを持つ小学生をあまり見かけなくなりました。

小学生の頃、理科の「身の周りの生き物」に関する単元は勉強という感覚が全くありませんでした。経験的にほぼわかりきっていることだったからです。が、最近は同じ単元でつまってしまう小学生が増えてきました。なかには、「こんなの習っていない」と言い出す子も。たしかにそうなのかもしれませんが、少し寂しい気がしてしまいます。その代わり、機械類にはものすごく強いのだから、どっちがいいということも言えないのでしょうが。

2013年6月 3日 (月)

雲仙・普賢岳大火砕流から22年

43人が犠牲となった長崎県の雲仙・普賢岳の大火砕流から22年となる今日、被害を受けた島原市では、朝早くから多くの市民が慰霊碑に花を手向け犠牲者を追悼しています。

ほとんど報道されることはありませんが、あの日、報道関係者が避難勧告区域に勝手に入り込み取材を続けたため、それに巻き込まれる形で亡くなった消防団員、警察官、タクシー運転手がいたという重大な事実を私たちは知るべきです。

メディアによって報道されないことがたくさんあるというのは、東日本大震災の場合も同様でしょう。月並みな結論ではありますが、「報道には一定のバイアスがかかっていることがある」という意識を持って、ニュースに接することが大切です。

2013年6月 2日 (日)

時勢あるいは流れといったもの

歴史やスポーツを眺めていると、理屈では説明できないような、時勢あるいは流れといったものの存在を感じることがあります。何をやってもうまくいくときもあれば、どうやってもなかなかうまくいかないときもあり、しかもその理由がよくわからないというヤツです。

流れには逆らわない方が賢明です。悪い流れにあるときに無理に取り返そうとしても、かえって傷口を広げてしまうことが多いように思います。かといって、やけくそになったり、腐ってしまってはいけません。そうなってしまってはチャンスがきたとき、それと気がつかず、つらい時期を伸ばしてしまうことになるからです。

良い流れも悪い流れもいつまでも続くということはありません。調子が良くても驕ることなく、流れが変わったと感じたら引く勇気を持つ。と同時に、調子が悪くても諦めず、ダメージをできるだけ最小限に抑えながら、今できることをしっかりこなしていく。

どちらも「言うは易く行うは難し」で、私自身、心が揺れてしまうことの方が多いのですが、時勢あるいは流れを味方にするには、これしかないと思います。

2013年6月 1日 (土)

大学受験における漢字の対策

大学受験において漢字は軽視されがちですが、無視しない方が賢明です。

漢字を学習する目的は、漢字問題で得点を取ることと文章理解の助けとすることです。まずは漢字の読みと意味を覚えましょう。書きは後からでもよいです。これは漢字問題は記述式でなければ書きの能力は問われないこと、文章を読む上では書く能力はいらないことが理由です。

漢字の読みと意味を覚えることを優先し、ある程度覚えられたら書きの練習をしましょう。見た瞬間に意味が思い出せるようになるのが理想です。

漢字の問題集を何冊もやる必要はありませんし、その時間もないでしょう。ですから、教材を一つに絞って、まとまった数を一気に覚え、何度も反復することで定着させていきましょう。できれば高3になる前に目途をつけておきたいものです。

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